Column
コラム
2019.09.19
症例:上顎の正中離開、過蓋咬合、下顎の軽度の凸凹の治療例

K Braces矯正歯科原宿駅前 院長
小林聡美 satomi kobayashi
アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック院長を経て平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
皆さんこんにちは。K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林 聡美です。
今回は、
- 上顎の正中離開
- 過蓋咬合(前歯部の深い咬み合わせ)
- 下顎の軽度の凸凹
を表側矯正で治療を行った症例をご覧いただきます。
K Braces矯正歯科原宿駅前ではいろいろな治療の選択肢をご用意し、それぞれの症状に対し最も効果的な治療方法をご提案させていただいております。
※こちらの記事は今回の患者様の事例です。
治療結果を鑑み、マウスピースではなくワイヤー矯正を選択
この患者様は、歯と歯の間の隙間を主訴に来院されました。
まずは正面の写真です。
上顎の一番前の歯が開いていますね。これは正中離開といって特別に名前がついています。
また写真をよく見て頂きますと、過蓋咬合といって前歯のかみ合わせが深い状態もお分かりになると思います。
次に下顎の写真を見てみましょう。
下顎前歯に凸凹も認められました。
凸凹の程度は軽度でしたのでマウスピースによる治療もご検討されていたのですが、
- 過蓋咬合は不正咬合の中でも治療が比較的難しい
- マウスピース矯正よりもワイヤー矯正のほうが治療期間が短くなる
- マウスピース矯正よりもワイヤー矯正のほうが治療効果が高い
ということを説明し、ワイヤー矯正を選択されました。
患者様へのご説明、治療プランの決定
無料カウンセリングから診断を経て、患者様とリスクや副作用などについてのお話を入念に行い、ご納得を頂けました。
こちらのご説明内容はとても重要な情報ですのでいつも掲載しています。お読みの方はぜひチェックしておいてください。
- 診断:正中離開、過蓋咬合、下顎前歯の叢生
- 治療法:非抜歯、表側装置による矯正治療
- 治療期間:1年
- リスク:装置による口内炎、治療中の虫歯の可能性
- 副作用:治療中の矯正装置による口内炎、下顎前歯部のブラックトライアングルの出現
カスタムワイヤーの高い効果を実感することになりました
こちらが治療後の写真です。
正中離開の歯と歯の間の隙間もしっかりと閉じ、下顎前歯の凸凹も改善されました。
また、治療が難しい過蓋咬合(前歯部の深い咬み合わせ)も適切に治っています。
デジタル矯正システムにより最適な治療計画を導き出し、その計画を精度良く実行することが出来るカスタムワイヤーの効果が良く現れています。
また、このカスタムワイヤーの効果で、時間かかるといわれている過蓋咬合の治療期間も短くて済みました。
1年未満の治療期間で終了しました!
治療期間は10ヶ月。ワイヤー矯正にしたのでかなり短期間で済みました。
- 空隙の閉鎖と前歯部の圧下 8ヶ月
- 最終的な咬み合わせの改善と微調整 2ヶ月
歯列が整ったのはもちろんですが、思いの外治療期間が短くなったと、患者様もとてもお喜びでした。
このようなご納得のいく治療結果になり、患者様の笑顔を拝見するのが、矯正治療医として一番うれしい瞬間です;
デジタル矯正システムを基に適切な診断と治療方針で矯正治療を行うことで、患者様にとってベストな矯正治療を提供し、とても効果的な治療が行えることをお分かりいただけたと思います。
今後も、今回の治療例のように医療法の広告ガイドラインに添った適切な形式で、術前術後の症例をご紹介していきたいと思っています。
どうぞお気軽にご連絡ください!