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症例: 上下前歯の叢生や前方突出などの治療例(治療期間6ヶ月)

2019.03.14
監修
K Braces矯正歯科原宿駅前
院長 小林聡美 Satomi Kobayashi
  • アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
  • デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
  • アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック 院長を経て、
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
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【目次】

上顎の前歯の凸凹(叢生)と正中部の隙間の改善

上顎の前歯を裏側矯正で、非抜歯で治療

患者様へのご説明、治療プランの決定

上顎のみの治療で得られたスマイル



みなさま、こんにちは。K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林聡美です。
今回も、私が実際に治療を行った症例を見ていただきたいと思います。
6ヶ月で治療できるケースは少なくありません。 K Braces矯正歯科原宿駅前では、最短6ヶ月の治療期間で矯正治療が行えることをホームページ上に書かせていただいております。 このコラムでも6ヶ月で治療か終了した複数の症例をご紹介してきました。
以下がそのコラムとなります。ぜひ併せてご覧下さい。
 
今回も、6ヶ月で治療が終了したケースをご紹介します。
※今回の患者様の事例です。実際の治療は個人差がありますのであくまで参考とお考えください。
 

上顎の前歯の凸凹(叢生)と正中部の隙間の改善

この患者様は、上顎の前歯の凸凹(叢生)の改善をご希望され、来院されました。

1.上顎の一番前の歯(中切歯といいます)が捻じれながら前方に出ている(前方突出、出っ歯)
2.また歯の軸の傾きがあり、正中部に隙間が生じている

ですので、可能な限り上顎の前歯を後ろに下げながら捻じれを改善したいとのご希望でした。
 

上顎の前歯を裏側矯正で、非抜歯で治療

▼術前のお顔、スマイルの写真です。
上顎の前歯が捻れているのがよくわかります。最も目立つ部分ですので、他の歯よりも一層気になりますし、風貌に与える影響や心理的影響も大きいです。

▼口腔内の写真を見ると、とてもわかりやすいです。
正中が開いています。

▼そして横から見てみると、前方突出の様子がご覧いただけます。

 

患者様へのご説明、治療プランの決定

無料カウンセリングと診断を経て、リスクや副作用を十分にご説明し、患者様とよくお話し合いをさせて頂きました。
診断 上下顎中等度の叢生、上顎中切歯の翼状捻転、上下顎前歯のわずかな唇側傾斜
治療法 非抜歯、上顎のみの裏側部分矯正装置による矯正治療
治療期間 6ヵ月(通院回数6回)
治療費 裏側矯正(部分上顎のみ) ¥715,000-
精密検査 ¥55,000-
※すべて税込表記です
リスク IPRによる知覚過敏、前歯部のブラックトライアングル、装置による口内炎
副作用 治療中の発音への影響、治療後の凸凹の後戻り

こちらの患者様も歯は抜かずに治療したいとのご要望があり、非抜歯ディスキング(IPR:Inter Proximal Reduction)を行いながら、上顎のみの裏側部分矯正治療となりました。

●本来は下顎も矯正した方が良いけれど、患者様のご希望を第一に
実はこちらの患者様は、下の歯も凸凹があります(術前の口腔内の写真でお分かり頂けるとおもいます)。
ですので、より緊密な咬合(被蓋関係)を確立するには、本当は上下の歯を矯正したほうが良いのです。 しかし十分に話し合いをした結果、費用等の面から上顎のみでの矯正を希望されました。 矯正は、決して歯科医師から見た完璧な歯並びを確立することが目的ではありません。 患者様に十分な情報をご提供した上で患者様が必要と思われる治療を選択するということで満足していただけることも多いのです。
 

上顎のみの治療で得られたスマイル

▼術後のスマイルの写真です。

上顎のみの矯正で見た目も、とてもすっきりしました。正中も綺麗になりました。

▼口腔内の写真です。
 

歯の凸凹、前歯の咬み合わせの状態が改善され、とても綺麗な歯並びになりました。
治療期間は6ヵ月でした。大まかな内訳は以下となります。
 
叢生の改善とIPRによるスペースの閉鎖 4ヶ月
最終的な歯並びとかみ合わせの微調整 2ヶ月

歯を抜くことなく、短い治療期間で、上顎のみの裏側部分矯正により、短期間での治療を実現したことで患者様には大変満足していただきました。

前述したように下顎は治療を行っていないのですが、患者様は十分に結果に満足されており、歯科医師の考えを押し付けるのではなく、患者様のご希望に沿った治療を行うことの大切さを再認識しました。 適切な診断と治療方針を基にした矯正治療を行うことで、上顎の部分矯正によりわずか6ヶ月の治療期間でとても効果的な治療が行えることをお分かりいただけたと思います。

今後も、皆様の参考になるような術前術後の症例をご紹介をして参ります。  
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や療期間に影響します。
④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
 


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