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コラム

2019.08.19

症例:重度の口ゴボ(歯槽性の上下顎前突と口唇閉鎖不全)の治療例

こんにちは。K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林 聡美です。

今回も上下顎前突(重度の出っ歯、上下の前歯が唇側に出ている状態)が原因で

  • 口元が出ている(歯槽性の上下顎前突)
  • さらに口元が閉じにくい症状(口唇閉鎖不全)

の改善をご希望された患者様の治療例をご覧いただきます。

こちらの症例もとても似ておりますので、併せてお読みください。
コラム:中〜重度の歯槽性の上下顎前突、口唇閉鎖不全の治療例

このコラムをみて「自分に当てはまるかな?」と思った方はぜひカウンセリングにいらしてください。

※こちらの記事は今回の患者様の事例です。実際の治療は個人差がありますのであくまで参考とお考えください

いわゆる「口ゴボ」がこちらに該当します

「口ゴボ(くちごぼ)」という呼ばれ方をご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、この症状が「口ゴボ」に該当します。

実は「口ゴボ」は専門用語ではなく、最近一般的な呼び方としてネットを中心に広まっているようです。

矯正専門医でもこの呼び方を知らない場合がありますので、できるだけ正しい呼び方を覚えておいて頂けると診察時もスムーズになります。

治療前の写真です。

横顔では上下の唇が前方に突出し、口元全体が出っ張った感じになっています。

口が閉じにくい「口唇閉鎖不全」の状態なので、無理に閉じようとするとオトガイ部に「しわ」ができてしまっています(「梅干し状の隆起」と呼ばれるものです)

こちらが口腔内の写真です。

口腔内は、重度の出っ歯と上下の前歯が前に傾いている状態(上下顎前突といいます)が認められました。

患者様へのご説明、治療プランの決定

無料カウンセリングから診断を経て、患者様とリスクや副作用などについてのお話を入念に行い、ご納得を頂けました。

こちらのご説明内容はとても重要な情報ですのでいつも掲載しています。お読みの方はぜひチェックしておいてください。

  • 診断:口唇閉鎖不全、大きなover jet、上下顎前歯の唇側傾斜(歯槽性の上下顎前突)、上顎中切歯の翼状捻転、上下顎中等度の叢生
  • 治療法:上顎左右第一小臼歯・下顎左右第二小臼歯の抜歯、ミニスクリューによる加強固定、裏側の矯正装置による治療
  • 治療期間:2年6ヶ月
  • リスク:治療中の虫歯の可能性、上下顎前歯の歯根吸収、ミニスクリュー埋入部位の炎症
  • 副作用:治療中の矯正装置による口内炎、治療後の抜歯空隙の後戻り

抜歯を行い矯正用インプラントを使用した治療

治療は

  • 上左右の第一小臼歯、下顎左右第二小臼歯を抜歯して、可能な限り前歯を後ろに下げる
  • 矯正用のインプラント(ミニスクリューともいいます)を用いて、抜いた隙間を全て使って前歯を後退させる

ことで横顔と口元の改善を行うことになりました。

こちらの写真は、今回用いられたミニスクリューです。

左右に小さな丸い金属が見えるのがお分かり頂けるでしょう。これがスクリューです。

いろいろなデザインの使い方があるのですが、これは最もシンプルな使い方です(矯正装置は、裏側矯正を選択されました)。

「インプラント」というともっと大きな装置を想像される方も多いようですが、このようにとても小さく、お口の中でもあまり違和感はありませんのでご安心ください。

患者様の思い切った決心が大きな改善に

術後の写真です。

上下の前歯を後退させることで口唇閉鎖不全が改善したことで、とてもすっきりとした、審美的な横顔を獲得することができました。

口腔内の写真を見ると、治療前からの改善がよくわかります。

ここまでの歯の移動はやはり「抜歯」と「矯正用のインプラント」の影響がとても大きかったと思います。

矯正用のインプラント(ミニスクリュー)を用いたことで上下の前歯を可能な限り後退させることができ、比較的短い治療期間でとても良い治療結果を得ることができました。

医師側の様々なご提案とご説明を、患者様が思い切って受け入れてくださったからこその結果だと思っています。

やはり矯正治療は患者様とのコミュニケーションが重要であることを実感しました。

3年未満の治療期間で改善しました

治療期間は、2年6ヶ月でした。

  • 抜歯とその後の凸凹の改善:4ヶ月
  • 抜歯したスペースの閉鎖:1年10ヶ月
  • 最終的な咬み合せと配列の調整:5ヶ月

こちらの症例もとても似ておりますので、併せてお読みください。
コラム:中〜重度の歯槽性の上下顎前突、口唇閉鎖不全の治療例


デジタル矯正システムを基に適切な診断と治療方針で矯正治療を行うことで、短い治療期間でとても効果的な治療が行えることをお分かりいただけたと思います。

今後も、今回の治療例のように医療法の広告ガイドラインに添った適切な形式で、術前術後の症例をご紹介していきたいと思っています。

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