Column
コラム
2019.03.02
症例:重度の歯の凸凹(叢生)と八重歯の治療例

K Braces矯正歯科原宿駅前 院長
小林聡美 satomi kobayashi
アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック院長を経て平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
みなさま、こんにちは。K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林聡美です。
今回は表側矯正で重度の歯の凸凹(叢生)と八重歯(犬歯の低位唇側転位)を治療した例をご紹介します。
K Braces矯正歯科ではすべての治療法に対応し、重度の症例も最短の期間で治療することが可能です。
※こちらの記事は今回の患者様の事例です。
「歯を見せて笑う」ことができなかった患者様
まずは正面のお口元、スマイルの写真です。
患者様にはいつもスマイルをお願いしているのですが、この方は凸凹と八重歯が気になり、うまく笑顔をつくることができませんでした。
「歯を見せて笑うことがなかなかできないのです」ともおっしゃっていました。
術前の口の中の写真です。重度の凸凹と重度の八重歯がお分かりいただけると思います。
お口の容積が小さい方なので、このままでは骨のスペースが足りず歯をならべることができません。
ですので、小臼歯を4本抜歯して治療を開始しました。
通常は「第一小臼歯」という前から4番目の歯を抜くことが多いのですが、この患者様の場合は、奥歯の咬みあわせを整える際に5番目の第二小臼歯を抜くほうがより良い治療結果が得られると判断しました。
患者様へのご説明、治療プランの決定
無料カウンセリングから診断を経て、患者様には丁寧にご説明をしていき、ご納得を頂けました。
こちらのご説明内容はとても重要な情報ですのでいつも掲載しています。お読みの方はぜひチェックしておいてください。
- 診断:上顎両側犬歯の低位唇側転位、上下顎重度の叢生
- 治療法:上顎左右第二小臼歯の抜歯・下顎左右第二小臼歯の抜歯
- 表側の矯正装置による治療
- 治療期間:1年9ヶ月
- リスク:治療中の虫歯の可能性、上下前歯部の歯根吸収
- 副作用:治療中の矯正装置による口内炎、治療後の抜歯部位の後戻り、下顎前歯部のブラックトライアングルの出現
様々なリスクや副作用の可能性ももちろんありますが、そこをより十分に共有し、治療プランを共につくっていくというのが、矯正治療で何より大切なことです。
そこに患者様の積極的なご協力は欠かせません。
患者様の自然なスマイルが嬉しいです
こちらは治療後の写真です。
八重歯と叢生の治療により、歯並びが改善したので「自身をもって笑顔がつくれるようになった」とのことでした。
とても自然なスマイルを撮影させて頂けました!
歯列もこんなに揃いました。
治療期間は1年9ヶ月と、重度な状態としては比較的短いものでした。主な内訳は以下となります。
- 抜歯とその後の凸凹の改善:8ヶ月
- 抜歯したスペースの閉鎖:9ヶ月
- 最終的な咬み合せと配列の調整:4ヶ月
このように、適切な診断と治療方針を基にした矯正治療を行うことで、比較的短い期間でとても効果的な治療が行えることをお分かりいただけたと思います。
今後も、今回の治療例のように医療法の広告ガイドラインに添った適切な形式で、術前術後の症例をご紹介していきたいと思っています。
どうぞお気軽にご連絡ください!