毎日ぐっすり眠れていますか?…もしかしたら、あなたの寝息が周りの人を悩ませているかも!
その原因は、ズバリ「いびき」かもしれません!
いびきには、実は様々な原因が考えられます。そして、意外なことに、その原因の一つに、歯並びが関係していることがあるのはご存じでしょうか?
この記事では、いびきの原因やいびきが体に与える影響、そして歯科矯正でいびきを改善できる可能性について詳しく解説していきます。
いびきでお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
いびきの原因や影響について
いびきが起こる原因をみなさんは考えたことはありますか?
いびきは、まるで楽器を吹いているようなゴロゴロとした音や、フーフーと息をするような音など人によって様々なパターンがあります。
寝ている間に知らず知らずのうちにいびきをかいていたり、自分のいびきの音でハッと目を覚ましたり…こんな経験はありませんか?
では、いびきの原因と種類は一体どのようなものがあるのでしょうか?
一緒に見ていきましょう。
いびきの原因と種類
いびきの原因は、寝ている間に呼吸をする際、上気道が狭くなりその狭い部分に空気が通ることで喉が振動して音が発生するからなのです。
※上気道とは…? 上気道とは、私たちが呼吸をする際に空気が通る、いわば呼吸の管の上にあたる部分のこと。この呼吸の管は、鼻から始まり、喉の奥の方まで続いています。上気道は鼻から喉頭までの呼吸器系の入口です。 |
特に寝ている間は喉の筋肉が緩むため、上気道が狭くなりがちに…。
想像してみてください。眠っている間、体はリラックスしています。すると、喉の奥にある筋肉もゆるんで、呼吸の管が少しつぶれてしまうことが…。そこに空気が勢いよく通ると、いびきという音が生まれるのです! |
他にも、普段の私生活や自身の体のつくりがいびきの原因となっている可能性があります。主な原因としては以下の4つになります。
こんなことが、いびきの原因になっているかもしれません! ・鼻の構造的な問題 鼻中隔湾曲症、アレルギー性鼻炎などが関係しています。 鼻が詰まりやすい人はいびきをかきやすい傾向が。 ・口の構造的な問題 下あごの後退、舌の肥大などが原因の可能性も…! ・肥満 喉についた脂肪が気道を圧迫してしまっていびきの原因に。 ・アルコールや睡眠薬 アルコール内の成分や薬の成分が筋肉の弛緩を促し、気道を狭める原因になります。 |
また、いびきの種類は大きく分けて2つ。
あなたはどっち?いびきの種類 ・たまにしかかかないいびき 風邪をひいた時や疲れている時などの一時的な原因で起こるいびき ・毎日かいているいびき 何かしらの体の構造的な問題や生活習慣が原因で毎日起こるいびき |
そして、いびきと深い関係がある睡眠時無呼吸症候群(SAS)という呼吸が数10秒以上止まる状態を繰り返す病気があります。
※睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは? 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に呼吸が何度も止まる病気です。睡眠中に無呼吸状態が繰り返されることで、体が十分な酸素を得られず、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。高血圧・心臓病・脳卒中などのリスクも高まることが知られています。 |
また、日本人は欧米人に比べて、下あごが小さく後ろに位置していることから、舌の根元が落ち込みやすい傾向があります。そのため、無呼吸状態になりやすいとされています。
いびきが引き起こす健康問題とは?
いびきは、単に寝相が悪いという問題にとどまらず、以下のような8つの健康問題を引き起こす可能性があるんです。
①睡眠の質の低下
いびきは睡眠を浅くし、何度も覚醒させてしまいます。そのため、十分な休息が取れず、日中の活動に支障をきたすことがあります。
②日中の眠気
睡眠不足は、日中の強い眠気を引き起こし、仕事や運転中の事故につながる可能性があります。
③高血圧
いびきを伴う睡眠時無呼吸症候群は、高血圧のリスクを高めます。高血圧は、心臓病や脳卒中などの重大な疾患につながる可能性があります。
④心疾患
睡眠中の酸素不足は、心臓に負担をかけ、不整脈や心不全を引き起こす可能性があります。
⑤代謝異常
睡眠不足は、インスリン抵抗性を高め、糖尿病や脂質異常症のリスクを高める可能性があります。
⑥脳機能の低下
睡眠不足は、脳の機能低下を引き起こし、記憶力や学習能力の低下、集中力の低下につながることがあります。
⑦精神的な問題
睡眠不足は、イライラ感やうつ症状などの精神的な問題を引き起こす可能性があります。
⑧周囲の人への影響
いびきは、一緒に寝ている人を寝不足にさせ、夫婦関係や人間関係に悪影響を及ぼすことがあります。
いびきは、一見すると深刻ではないように思われることがありますが、実際には自分自身だけでなく、同居している人にも影響を与える健康問題なのです。
いびきを放置するとどうなる?
いびきは、単にうるさいだけではありません。長期間続くことで、私たちの体の様々な部分に負担をかけてしまう可能性があります。
いびきが原因で特に影響を受けやすいのは、以下の臓器です。
・脳
脳は酸素を最も多く必要とする臓器の一つ。酸素不足は、脳の機能低下・記憶力や学習能力の低下・集中力の低下を引き起こします。
・心臓
心臓は、体中に血液を送るポンプの役割をしています。酸素不足は、心臓に負担をかけ高血圧や不整脈・心不全などの原因となります。
・血管
酸素不足は、血管を傷つけ、動脈硬化を促進させます。動脈硬化は、脳卒中や心筋梗塞などの原因となります。
注意!いびきの放置が特に危険な人 肥満の方:脂肪が気道を圧迫し、呼吸を妨げやすくなります。 高血圧の方: いびきは高血圧を悪化させ、心臓病や脳卒中のリスクを高めます。 糖尿病の方:糖尿病は、血管を傷つけやすく、いびきとの合併症により、さらに健康状態が悪化する可能性があります。 家族に睡眠時無呼吸症候群の人がいる方:遺伝的な要因も考えられます。 |
このように、いびきは、放っておくと臓器にも健康問題を引き起こす可能性があるため、早めに医療機関を受診することをおすすめします。睡眠専門医や耳鼻咽喉科医に相談することで、適切な診断と治療を受けることができますよ。
いびきと歯並びの関係
さて、いびきの原因の一つに口の構造的な問題が関係しているというお話をしました。そこで注目していただきたいのが歯並びについて!
いびきと歯並びは、一見すると関係がないように思えますよね。実は深い繋がりがあることをご存知でしょうか?
実は、歯並びの悪さが、いびきの原因の一つになっている可能性があります。歯並びが悪いと、以下のようなことが起こり、気道が狭まり、いびきをかきやすくなるのです。
なぜ歯並びが悪いといびきをかきやすくなるの? ・舌の位置が変わる 歯並びが悪いと、舌が正しい位置に収まりにくくなり、気道を塞いでしまうことがあります。 ・あごの骨の発育の影響 歯並びの悪さは、あごの骨の発育が不十分な場合が多く、これによって気道が狭くなることがあります。 ・口呼吸の習慣 歯並びが悪いと、口で呼吸する習慣(口呼吸)がつきやすく、口呼吸は気道を乾燥させ、いびきを誘発する可能性があります。 |
いびきをかきやすい歯並びとは?
特に、以下の状態にある方は、歯並びと関連したいびきをかきやすいと言われています。
いびきと関連性の高い歯並びの種類 ・下あごの後退:下あごが後ろに引いている状態 ・出っ歯:上の前歯が前に突き出ている状態 ・開咬:前歯が噛み合わずに隙間が空いている状態 |
これらの歯並びの場合、舌が正しい位置に収まりにくくなったり、あごの骨が小さいことで気道が狭くなったりするため、いびきをかきやすくなるのです。
あなたのいびき、もしかしたら歯並びが原因かもしれません。
いびきは歯科矯正で改善できるの?
正解は「YES」です!
歯並びを矯正することで、以下の効果が期待でき、いびきの改善につながる可能性がありますよ。
・舌の正しい位置への誘導
歯並びを矯正することで、舌が正しい位置に収まるように誘導できます。これにより、気道が確保され、呼吸がスムーズになります。
・あごの骨の発育の促進
あごの骨の発育を促すことで、気道が狭まっている部分を広げることができます。
・口呼吸の改善
歯並びが改善されると、自然と鼻呼吸ができるようになり、口呼吸の習慣が改善されます。
歯並びの悪さは、いびきの原因の一つとなる可能性があり、歯科矯正によって改善できるケースがあります。もし、あなたが歯並びの悪さと共にいびきでお悩みでしたら、一度矯正歯科医に相談することをおすすめします。
いびき改善!歯科矯正治療の流れ
いびきを改善するために、歯科矯正治療の流れを以下で見ていきましょう。
①初回カウンセリング ②ご来院 ③レントゲンやCTで撮影 ④治療前準備 ⑤いよいよ歯科矯正治療開始! |
①初回カウンセリング
カウンセリングをするために、ご自身が気になる歯医者のご予約を取ります。この際に歯列で気になるような部分や、どのようないびきで困っているのかできるだけ詳しく答えましょう。
②ご来院
ご来院頂いたら、まずはカウンセリングを受けます。カウンセリングには無料と有料があるので、事前にご自身が気になっている歯医者はどうなのか確認しておいた方が良いでしょう。
③レントゲンやCTで撮影
CTで立体の撮影をすることで歯やあごの骨の状態、血管、神経などの位置も撮ります。具体的なイメージを掴むために、歯型やレントゲン写真などを基に、治療計画を立てます。
④治療前準備
治療の準備段階として歯磨き指導や口腔内のクリーニングをして、矯正装置を取り付けるための準備を進めていきます。また、矯正装置を装着すると歯磨きが難しくなるため、患者さん自身がしっかりと歯磨きできるように丁寧に指導してもらえます。
⑤いよいよ歯科矯正治療開始!
ワイヤーやマウスピースなど、適切な装置を用いて歯を動かしていきます。
歯歯科矯正は、痛みや費用の不安から避けたいと感じることもあるかもしれません。しかし、事前に治療の流れを理解しておくことで、その不安を軽減しやすくなります。
いびきの改善にも効果が期待できる歯科矯正は、健康な生活をサポートするための一歩です。
いびきにおける歯科矯正治療の種類
いびきを解消するために歯列矯正を受ける場合、下あごを前方へ誘導したり、歯列を拡大して舌を前方に出せるようにします。
今回は、歯列矯正の中でも、特に歯を矯正することで気道を確保する治療法についてご紹介します。
・ブラケット矯正
ブラケットという装置をつけるブラケット矯正には表側矯正と裏側矯正があります。
①表側矯正
歯の表面にブラケットを装着し、ワイヤーで歯を少しずつ動かしていく治療法。治療期間が比較的短く、複雑な歯並びの改善にも対応可能です。
②裏側矯正
歯の裏側にブラケットをつける矯正方法。裏側のみの装着なので見た目も気になりません。表側の装置に比べて虫歯になりにくいのも特徴です。
・マウスピース矯正
透明なマウスピースを交換しながら、少しずつ歯を動かしていく治療法。見た目が目立たないので日常生活に大きな影響を与えません。
また、取り外しができるため食事や歯磨きがしやすいところも人気の理由。
どの歯科矯正治療が自身の口内環境に適しているか、きちんと歯医者さんで診断してもらい、いびきも歯並びも一石二鳥で治しちゃいましょう♪
知っておきたい!いびき改善のための生活習慣
実はいびきは、生活習慣を見直すことで改善できる可能性があるんです。もし、あなたのいびきの原因が歯並びのせいではない場合は、こんなことに気を付けてみましょう。
・体重管理
首周りの脂肪が増えると、気道が狭くなり、いびきが起こりやすくなります。
・禁煙
タバコの煙は鼻や喉の粘膜に炎症を引き起こし気道が狭くなることで、いびきをかきやすくなります。
・アルコールを控える
お酒を飲むといびきがうるさくなるのは、アルコールによって筋肉が緩み舌が喉の方へ落ち込み気道が狭くなるため。寝る前のアルコールは控えた方が良いでしょう。
・寝る姿勢を変えてみる
仰向けで寝ると、舌が喉の奥に落ち込みやすくなり、いびきが発生しやすくなりがち。横向きで寝ると呼吸がしやすくなるため、いびきのリスクが減少します。
・加湿器を使う
空気が乾燥すると、気道が刺激されていびきの原因に。お部屋の中は適度な湿度に!
心地よい眠りを取り戻し、笑顔あふれる毎日を過ごしましょう!
まとめ
いびきは、ただうるさいだけではなく、様々な健康問題を引き起こす可能性があることがわかりました。そして、歯並びがいびきの原因の可能性になることも。
歯科矯正は、歯並びを美しくするだけではなく、いびきの改善にもつながる可能性がある治療法です。
もしあなたがいびきでお悩みなら、ぜひ矯正歯科に相談してみてください。歯科矯正によって、静かな寝息と美しい口もとを手に入れましょう♪
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