「鏡を見るたびに、なんだか口元が気になる…」
そんな風に感じたことはありませんか?実は、その原因は、普段何気なく行っている「舌の癖」にあるかもしれません。
舌癖(ぜつへき)とは、舌が正しい位置からずれてしまい、舌が歯に当たったり、口を開けてしまう癖のこと。この舌癖が、歯並びの乱れや口呼吸、発音に影響を与え、さらには口角が下がったり、顔がたるんで見えるといった美容面での悩みにもつながることがあるんです。
無意識のうちに舌に歯を当てている…そんな癖はありませんか?
その癖、もしかしたらあなたの歯並びを変えてしまっているかも。
今回は、女性が気になる口元の悩みを解決するヒントとして、舌癖の原因や、それがもたらす影響、そしておすすめの改善方法である口腔筋機能療法(MFT)をご紹介します。
舌癖(ぜつへき)って何?
舌癖(ぜつへき)とは、読んで字のごとく「舌の癖」のこと。この癖とは、舌が本来あるべき正しい位置からずれてしまい、舌が歯に当たったり、無意識に口を開けてしまう状態を指します。
舌癖には、舌が無意識のうちに口から出てしまう「舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)」や、舌を低い位置にしてしまう「低位舌(ていいぜつ)」などのような癖があります。
実は、この舌癖を放置しておくと歯並びや発音に影響する可能性が…。
まずは、舌癖についてくわしくお話していきましょう。
舌の正しい位置とは?
舌の正しい位置は、上あごの前歯の少し後ろ、ちょうど口蓋(こうがい)と呼ばれる部分にある「スポット」と呼ばれる場所。このスポットに舌の先が触れ、舌全体が上あごに沿っている状態が理想的な「正しい位置」なんです。
イメージとしては、赤ちゃんが母乳を飲むときに舌が上あごにぴったりとくっついているような状態。この状態を保つことで、口呼吸を防ぎ、歯並びを整え、さらには顔の筋肉も引き締まる効果が期待できます。
「スポット」という言葉を覚えて、ぜひ一度ご自身の舌の位置を確認してみてください。
これって舌癖?セルフチェックしよう
では、あなたに舌癖があるのか、セルフチェックしてみましょう!
あなたに舌癖はある?セルフチェックリスト ・いつもポカンと口が開いている ・いつも舌を歯で噛んでいる ・いつも舌で歯の裏側に触れている ・無意識に舌が出ている ・口の中が乾きやすく、口呼吸をしている ・滑舌が悪い(サ行・タ行・ナ行・ラ行が苦手) ・猫背など姿勢が悪い、よく頬杖をつく ・クチャクチャと音をたてて食べている ・食べ物が口からよくこぼれる ・いびきをよくかく ・うつぶせ寝や横向き寝をしている |
さて、あなたはいくつ当てはまるでしょうか?
このリストに当てはまるものがある場合、舌癖がある可能性が…。
セルフチェックは、ご自身の状態を知るための第一歩。ですが、より正確な診断を受けるためには専門家に相談することをおすすめします!
舌癖の原因を探る
では、一体なぜ舌癖になってしまうのでしょうか?ここからは、舌癖の原因を見ていきましょう。
指しゃぶり
赤ちゃんが指をしゃぶる姿はかわいらしいものですが、長期間続く指しゃぶりは歯並びだけではなく、舌の動きにも影響を及ぼす可能性が。乳児期を過ぎてからも指しゃぶりが続いている場合は、その癖を治すことをおすすめします。
指をしゃぶることで、こんな影響が…
・上の前歯が前に出てしまう
・上下の歯と歯の間に隙間が空いてしまう(開咬)
このような状態になると、舌がその隙間に入り込みやすくなり、自然と舌を前に出す癖(舌突出癖)がついてしまいます。
口呼吸
口で呼吸する習慣、つまり口呼吸は、舌の位置に大きな影響を与えます。鼻で呼吸すると、自然と口が閉じられ、舌が正しい位置に定着しやすくなります。
対して、口呼吸をしていると、口が常にポカンと開いている状態になり、舌の位置に影響が出てしまうのです。
口呼吸をしていると、こんな影響が…
・舌が下がり、歯に当たってしまう
・常に口が開いているポカン口に
・口の中が乾燥し、唾液量の変化から虫歯や歯周病の原因に
舌が下がったままの状態になると、飲み込む際に舌を前に突き出す癖がついてしまいます。
舌小帯が短い
舌小帯(ぜつしょうたい)とは、舌の裏側にあるひも状の組織のこと。この舌小帯が生まれつき短い場合、舌の動きが制限され、舌が正しい位置につけにくくなることがあります。
舌小帯が短い状態を放置すると、こんな影響が…
・舌が上あごにしっかりつかない
・舌が下にさがってしまう
舌小帯が短いと、舌が下がってしまうので滑舌が悪くなり舌足らずな話し方になってしまう場合も。
※舌小帯短縮症の場合は、舌小帯切開術や口腔筋機能療法で治療を行います。
舌癖が引き起こす問題
ここまでお話してきた通り、舌癖は、歯並びや発音など口元にさまざまな悪影響を及ぼします。
ここからは、普段何気なくやっている舌の癖が引き起こす問題について、よりくわしく解説していきましょう。
歯並びへの影響
舌は、口の中を掃除したり、食べ物を飲み込んだり、発音したりする働きをしています。このように多様な役割を持つ舌ですが、正しい位置にない状態が続くと、歯並びに悪影響を及ぼすことがあるのです。
歯並びへの影響 舌が原因で歯が動いてしまう? ・開咬(かいこう) 上の前歯と下の前歯が噛み合わない状態になります。これは、舌が前歯の裏側に常に当たっていることが原因の一つです。 ・すきっ歯 歯と歯の間に隙間が空いてしまう状態です。舌が歯と歯の間に入り込み、隙間を広げてしまうことがあります。 ・出っ歯 前歯が前に突き出てしまう状態。舌が前歯の裏側に圧力をかけることで、前歯が押し出されてしまいます。 ・歯並びの乱れ 上記以外にも、歯がねじれたり、傾いたりなどの歯並びの乱れを引き起こす可能性があります。 |
なぜ、舌が歯並びに影響を与えるのでしょうか?
歯は、骨にしっかりと根付いていますが、同時に、舌や唇、頬などの筋肉からも力を受け続けています。これらの力がバランスを保つことで、歯は正しい位置に保たれています。
しかし、舌が常に歯を押すような状態が続くと、そのバランスが崩れ、歯が動いてしまうのです!
まるで、土台がしっかりしているはずの家が、常に片側から押され続けているようなイメージ。結果、舌に押された歯は本来の位置からずれ、歯並びが悪くなってしまうのです。
発音への影響
舌癖は、発音にも悪影響を及ぼします。舌が正しい位置にないと、特定の音をクリアに発音することが難しくなってしまいます。
発音への影響 舌が原因で言葉が聞き取りにくくなる? ・サ行やタ行などの発音が不明瞭になる 舌が歯の裏側に当たったり、舌先が正しい位置にないと、これらの音が聞き取りにくくなります。 ・ 滑舌が悪くなる 舌が歯の間に入り込んでしまい、舌足らずな発音になることがあります。 このような発音の悩みは、コミュニケーションの妨げとなり、自信の喪失にもつながる可能性が! |
なぜ、舌が発音に影響を与えるのでしょうか?
発音は、舌が様々な形に変化することで成り立っています。しかし、舌の動きが制限されると、その形を変えることが難しくなり、発音が上手くいかなくなってしまうのです。
舌癖は、一見小さな癖のようですが、放っておくと歯並びや発音に大きな影響を及ぼします。
これらの問題を解決し、自信を持って笑顔で過ごせるようにするためには、早めの改善が大切です。
舌癖を改善する方法 あなたの舌を正しい位置へ!
ここまで読んでいただいて、「舌癖って、治せるの?」と思った方もいるかもしれませんね。ご安心ください!意識して取り組むことで、舌は正しい位置に戻せます。
ここからは、舌癖を改善するための具体的な方法をご紹介していきましょう。
口腔筋機能療法(MFT)
もっと本格的に舌癖を改善したい方は、口腔筋機能療法(MFT)がおすすめです。
MFTは、舌だけでなく、口周りの筋肉全体をバランスよく鍛える治療法。
歯科衛生士や言語聴覚士などの専門家による個別指導のもと、舌のトレーニングや顔面体操などさまざまな運動やエクササイズを行います。
口腔筋機能療法(MFT)とは? MFTでは、舌や唇、頬などの口周りの筋肉をトレーニングすることで、筋肉の機能を改善していきます。 MFTの目的は以下のとおり ・歯並びの改善 ・口呼吸の改善 ・発音・滑舌の改善 ・嚥下(えんげ)の改善 ・唇と舌の位置の改善 |
MFTを受けることで、舌の正しい位置を覚え、歯並びの改善や、顔全体のバランスを整えられるのです。
口腔筋機能療法(MFT)のメリット ・舌だけでなく、口周りの筋肉全体をバランスよく鍛えられる ・専門家の指導のもと、効率的に改善できる ・歯並びの改善にもつながる可能性がある 口腔筋機能療法(MFT)のデメリット ・専門機関を受診する必要がある ・継続的な通院が必要 |
舌トレを始めよう
先ほどご紹介したMFTの中の一つに舌のトレーニング「舌トレ」という方法があります。
まずは、ご自宅で簡単にできる「舌トレ」から始めましょう。毎日コツコツ続けることで、舌の筋肉が鍛えられ、自然と正しい位置に定着しやすくなります。
舌トレの効果 ・舌の筋肉が鍛えられる ・舌の動きがスムーズになる ・舌が正しい位置に定着しやすくなる |
舌トレの方法は以下のとおり。
舌トレで舌癖を改善しよう! ①舌を上あごに押し付ける 舌の先を上あごの前歯の裏側につけ、ギュっと強く押し付けます。 ②舌を丸める 舌を丸めて、口の中に収めます。 ③舌を左右に動かす 舌を左右に大きく動かし、舌の筋肉をほぐします。 ④舌を上下に動かす 舌を上下に大きく動かし、舌の筋肉をほぐします。 |
これらの運動を、鏡を見ながら行うとより効果的ですよ。
歯科矯正治療で歯並びを整えながら舌癖も改善!
歯並びの乱れが舌癖の原因となっている場合は、歯科矯正治療と併せて舌トレやMFTを行うと、より効果的です。
矯正装置によって歯並びを整えながら、舌の正しい位置を覚え、習慣化することで、美しい笑顔と健康な口腔を手に入れましょう。
歯科矯正治療のメリット ・歯並びと舌癖の両方を同時に改善できる ・長期的な効果が期待できる 歯科矯正治療のデメリット ・治療期間が長くなる ・治療費が高額になる可能性がある |
ここで注意が必要なのが、矯正で歯並びが改善しても、舌癖があるままだと矯正してきれいになった歯並びが「後戻り」してしまう可能性があるということ…!
そうならないためにも、日ごろから舌の位置を意識しながら、正しい位置に舌がくるようにトレーニングしましょう。
舌癖が気になったらMFTがおすすめ♪
口腔筋機能療法(MFT)は、歯科医院や矯正歯科医院で受けることができます。
MFTは、舌や唇、頬などの口腔内の筋肉の働きを整え、正しい飲み込み方や呼吸法を身につけるための治療法。
専門のセラピストや歯科医師のもと、一人ひとりに合わせた丁寧な指導を受けることで、舌癖を改善し、美しい歯並びだけでなく、健康的な口元を取り戻すことができます。
MFTならK Braces(ケイブレイシーズ)矯正歯科におまかせください!
K Braces(ケイブレイシーズ)矯正歯科では、お口全体の健康をサポートするためにMFTに力を入れています。
美しい歯並びはもちろん、健康的な口呼吸や正しい舌の位置、正しい飲み込み方を身につけることで、自信に満ちた笑顔を取り戻せます。
MFTの専門家である小林 聡美院長が、一人ひとりの患者様に寄り添い、丁寧なカウンセリングと治療を行います。
【K Braces(ケイブレイシーズ)矯正歯科】 クリニック院長 小林 聡美(日本成人矯正歯科学科 認定医) 【経歴】 平成29年 カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校 Academy of Orofacial Myofunctional Therapy 修了 MFTの権威であるJoy Moeller(ジョイ・モーラー)先生のもとで研鑽を積んでまいりました。豊富な経験と知識に基づいた、あなただけの治療計画をご提案します。 |
舌癖でお悩みなら、まずはご相談ください!
K Braces(ケイブレイシーズ)矯正歯科では、無料相談を行っています。舌癖でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
あなたの口元を、もっと素敵に。
K Braces(ケイブレイシーズ)矯正歯科は、そんな願いを叶えるお手伝いをします。
【K Braces(ケイブレイシーズ)矯正歯科】で治療すると… 今なら加速矯正装置(Vpro)が必ずついてくる! 矯正治療、もっと早く終わらせたいと思いませんか? 加速矯正装置(Vpro)とは、歯の移動を促進し、矯正治療期間を大幅に短縮する画期的な装置。つまり、もっと早く、快適に理想の笑顔に近づけちゃうんです! 当院では、今ならこのVproをご提供!より短期間で、美しい歯並びを手に入れましょう! |
まとめ
「舌癖が気になるけど、どうすればいいの?」そんな悩みをお持ちのあなたへ。
今すぐ舌癖を改善し、自信に満ちた笑顔を手に入れましょう!
ぜひ、この機会にMFTに挑戦してみませんか?
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