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当院独自の3Dデジタル矯正システム
「楽しく矯正治療」するための最新デジタル設備を完備
「矯正治療を楽しむ」ためにしっかりとした最先端の設備をご用意しております。
シュアスマイル(suresmile system)を中心に、いくつかのスキャナーやソフトウェアを組み合わせて、歯、歯の根っこ、骨の情報を基に治療計画や装置自体を設計し、患者様それぞれのオーダーメイドの治療を行います。
- 実際に治療に入る前に骨格のレベルまでを把握できる
- それにより、歯を移動するシミュレーションができる
最新3Dデジタル設備により正確な診断、治療計画が可能となり、短期間での治療が可能となっております。
1.矯正治療は、「診断」がとても重要です。
診断とは「患者様の問題点をリストアップし、矯正治療で改善すべきことがらを明らかにする」ことです。当院では、最新の歯科用CTと診断ソフトウェアを用いたデジタル矯正システムで、三次元データを基にした仮想患者モデルを用い、まったく新しい視点から問題点の抽出を行うことでアナログのシステムでは得られなかった、より詳細な情報をもとにして適切な診断を行っております。
※最先端3D歯科用CT装置 KAVO OP 3D Vision V17
ヘッドレストとチンレストで前後方向から固定座位による歯科用CT撮影の様子
歯科でのCTを撮られたご経験のある方は立位、立って行われたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
立って撮影するとどうしても、人間は頭が重いのでふらつきが生じてしまい、画像がブレてしまうことがあります。
「座って固定する」ということが、CT撮影時に最も重要な要素となってきます。画像のブレを無くし、お子様でも楽に撮影が可能です。
細かいようで意外に重要な部分として、この装置は画像がブレない「座位」による患者さんの固定が行えるという点があります。
2.矯正治療は「歯」だけでなく顎の「骨」の情報までが重要です。
矯正治療では「歯」そのものだけでなく、それを支える「骨」も大きな影響がありますので、現在の「骨」も情報が必要なのです。この歯の一本一本が動くのを再現しながら、実際の矯正治療がどうなるかをシミュレーションすることができるのです。
今までの矯正治療では、このように歯根をモデル化できなかったので、もちろん診断や治療に応用されることはありませんでした。
当院で運用している最新のシステムでは、このような正確なモデルを作成することができ、またそれをもとにした診断と治療計画を立てています。
▼歯と歯の根っこ(歯根)
こちらの画像は、矯正治療を始める前の歯と歯根がモデル化された3Dモデルです。
▼骨(歯槽骨<しそうこつ>)
矯正治療は決して「歯」だけを動かすのではなく「歯根を骨の中で」動かしていますので、骨の情報は最善の治療を患者様に提供するために必ず必要なものなのです。
▼歯茎(歯肉)
前歯の凸凹を矯正治療で並べたときに、歯と歯の間に隙間ができてしまうことがあります。この隙間はブラック・トライアングルと呼ばれています。
これは矯正治療の後にできてしまうことがあり、程度によっては患者様が気になってしまい、新たな悩みとなることもあるのです。
そのブラックトライアングルを、この歯茎の画像で予測することができるのです。
- ブラック・トライアングルができてしまうのか
- できてしまったとしたらどの程度の隙間なのか
をあらかじめ予測することで、矯正の程度やバランスなどを、画面上で患者様に見て頂くことができるというのは本当に画期的です。
これまでの二次元の情報に比べ、三次元データを取得することで、非常に詳細で正確な情報を得られ、正しい診断を導くことができるようになりました。
3.矯正治療は患者様の「笑顔」が重要です。
この画像は、患者さまのスマイル時の顔面写真です。
「なぜスマイル画像?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、矯正治療にあたり非常に重要なのが「笑顔」です。
この笑顔で患者様のQOLがまったく違ったものになるのです。
これに、ヴァーチャルペイシェントを重ねると、このようになります。
このデータを用いることで笑顔と歯の関係を明らかにし、問題点をより明確にすることができます。
また、これらの情報をモニターを通じて、患者様と共有し、どのような治療を進めていくかを決めていくことができますので、より良い患者様―ドクター間のコミュニケーション、信頼関係を築くことができます。
4.矯正治療はワイヤーの精度が重要です。
矯正治療に使用するワイヤーの精度はとても重要です。
一見単なる針金に見えますが、ワイヤーが引っ張る力で患者さまの歯列を矯正していきますので、その設計がとても重要となります。
▼従来の矯正治療
従来のワイヤーは、既製のアーチ型ワイヤーを調整する方法と、矯正歯科医が自らワイヤーを曲げて作成する方法があります。
どちらの方法もアナログになってしまいますので、曖昧なところが出てきてしまい、どうしても品質にばらつきが出てきてしまいます。
▼当院独自の3Dデジタル矯正治療
3Dデジタル矯正は、カスタムワイヤーを患者様の3Dモデルを基にコンピュータで設計し、最新のロボット技術により作製されます。
完全にデジタルなので非常に高精度、品質のばらつきの心配も全くありません。
- 矯正装置(ブラケット)のみを装着しています
- 歯科用CTおよび3D口腔内スキャナーのデータからモデル化します。
- 最終的な治療プランを考え、最終的な歯の位置を決定し、カスタムワイヤーの設計を行います。
- ワイヤーのデータを基に、最新のロボット技術で患者さまごとのオーダーメイドのカスタムワイヤーを作製します。
- 実際にカスタムワイヤーが装着された状態です。
- 治療が終了した口腔内の写真です。
予測モデル(シミュレーション)と比べてみると、プラン通りに短期間で正確に歯が動いていることがお分かりいただけると思います。 治療が終了した口腔内の写真です。
なおカスタムワイヤーの装着期間は6か月でした。
当院では最新のデジタル矯正で短い治療期間で、3Dデジタル矯正での高いクオリティの治療を行なっております。