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症例:すきっ歯(空隙歯列弓)のマウスピースによる矯正治療例

2019.02.28
監修
K Braces矯正歯科原宿駅前
院長 小林聡美 Satomi Kobayashi
  • アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
  • デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
  • アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック 院長を経て、
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
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【目次】

「すきっ歯」(空隙歯列弓)のマウスピースによる治療

患者様へのご説明、治療プランの決定

空隙歯列弓の治療はマウスピース矯正が向いています


みなさま、こんにちは。K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林 聡美です。


今回は、すきっ歯(空隙歯列弓)をマウスピース矯正で治療を行った症例をご覧いただきます。
当院では複数のマウスピース矯正システムを運用しており、それぞれの特徴を有効に活用し、効果的なオーダーメイドの治療をご提供させていただいております。
当院のマウスピース矯正についてはこちらをご覧ください。

当院のマウスピース矯正 | クリニック案内

※こちらの記事は今回の患者様の事例です。実際の治療は個人差がありますのであくまで参考とお考えください。
 

「すきっ歯」(空隙歯列弓)のマウスピースによる治療

この患者様は、歯と歯の間の隙間(いわゆる「すきっ歯」)を主訴に来院されました。
 

この「すきっ歯」の状態を正式には「空隙歯列弓」といいます。
また一番前の歯も開いています。これは「空隙歯列弓」の中でも「正中離開」という特別な名前がついています。
また、空隙歯列弓により出っ歯の状態にもなっており、それも患者様は気にされていました。
 

患者様へのご説明、治療プランの決定

無料カウンセリングから診察を経て、以下の診断やリスクを共有し、治療プランを決めていきました。
診断 正中離開、上下顎空隙歯列弓、上下顎前歯の唇側傾斜
治療法 非抜歯、マウスピース型矯正装置による矯正治療
治療期間 1年
治療費 マウスピース矯正 ¥1,100,000-
精密検査 ¥55,000-
※すべて税込表記です
リスク 上下顎前歯の歯根吸収、装置による口内炎
副作用 治療中の発音への影響、治療後の空隙(正中理解)の後戻り
 

空隙歯列弓の治療はマウスピース矯正が向いています

こちらの患者様は以下のふたつの理由で、マウスピース(インビザライン)による治療を選択されました。
1.患者様が目立たない矯正治療をお望みだった
2.空隙歯列弓の治療は、マウスピース型矯正装置による矯正治療がとても効果で向いている
「2.」について簡単に説明すると以下の通りとなります。ぜひご参考にしてください。

空隙歯列弓は比較的、単純な動きで治療することができる
マウスピースでは歯列を全体的に内側(舌側)に真っ直ぐに力をかけることができるので効果的

12ヶ月の治療で、ここまで改善されました。

治療期間は12ヶ月でした。
空隙の閉鎖と前歯の後退 10ヶ月
最終的な咬み合わせの改善と微調整 2ヶ月

▼こちらが術後の写真です。
歯の歯の間の隙間もしっかりと閉じ、出っ歯の感じも改善されました!
歯に突起のようなものが付いているのがお分かりいただけると思います。

これはアタッチメントといって、マウスピースによる歯の動きを補助する構造物です。

このアタッチメントのおかげでマウスピース矯正の治療成績が格段に向上しました。もちろん治療後に除去します。
デジタル矯正システムを基にした適切な診断と治療方針で矯正治療を行うことで、マウスピース型矯正装置による矯正治療(インビザライン)でとても効果的な治療となったことがお分かり頂けたと思います。
 

  今後も、皆様の参考になるような術前術後の症例をご紹介をして参ります。  
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や療期間に影響します。
④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
 


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