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重度の叢生(八重歯、狭窄歯列、反対咬合)の治療例

2021.01.23
監修
K Braces矯正歯科原宿駅前
院長 小林聡美 Satomi Kobayashi
  • アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
  • デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
  • アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック 院長を経て、
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
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【目次】
 
様々な症状を伴った重度の叢生の矯正治療例です
 
八重歯は下顎にも発生します
 
複数の症状がある場合は治療計画がより大切になります
 
患者様へのご説明、治療プランの決定
 
予定していた治療期間より短縮されました
 
複数の症状が改善しました!
 
3Dデジタル矯正は自信を持っておすすめします
 
参考文献(サイト)



こんにちは。K Braces矯正歯科原宿駅前院長の小林聡美です。

今回は「八重歯、狭窄歯列、反対咬合」等の複数の症状を伴った重度の叢生症例の治療例をご紹介したいと思います。
重度で難しい症例ですが、当クリニックが導入している3Dデジタル矯正だからこそ効率的な治療を行えた例だと思います。
こちらの記事は今回の患者様の事例です。実際の治療は個人差がありますのであくまで参考とお考えください。
 

様々な症状を伴った重度の叢生の矯正治療例です


37歳の男性。歯の凸凹の改善を主訴に来院されました。

▼こちらが治療前のお口の中の写真です。




▼スマイルの写真です。

歯並びが悪く笑顔を作ることが恥ずかしいとおっしゃっていました。
 

八重歯は下顎にも発生します

この患者さまはいわゆる八重歯の症状をお持ちです。
ところでみなさんは八重歯は上顎のみと思っていましたか?
実は八重歯は上顎だけのものではありません。この患者さまは上下顎犬歯が八重歯の状態です(○で示した部分です)。

八重歯は犬歯低位唇側転位と言って、歯列から大きく外れている状態を指します。
ですからこの患者様のように下顎に症状が現れる場合もあります。
 

複数の症状がある場合は治療計画がより大切になります

また、狭窄歯列と言って下顎の歯列の幅がとても狭くなっています。
さらに反対咬合と言われる、咬み合わせが逆になっているところも上顎の側切歯に認められます。
このように重度の問題点を多く持った症例は、しっかりとした治療計画を立てることが重要であり、効率の良い治療の流れを構築することが治療期間の短縮に効果的となります。
 

患者様へのご説明、治療プランの決定

無料カウンセリングから診断を経て、患者様には丁寧にご説明をしていき、ご納得を頂けました。
こちらのご説明内容はとても重要な情報ですのでいつも掲載しています。お読みの方はぜひチェックしておいてください。
診断 上顎両側犬歯・下顎左側犬歯の低位唇側転位、上下顎重度の叢生、上顎側切歯のcross bite、下顎歯列弓の狭窄
治療法 上顎右側・下顎両側第一小臼歯、上顎左側第二小臼歯の抜歯、裏側の矯正装置による治療
治療期間 2年
リスク 治療中の虫歯の可能性、上下前歯部の歯根吸収
副作用 治療中の矯正装置による口内炎、治療後の抜歯部位の後戻り、下顎前歯部のブラックトライアングルの出現


予定していた治療期間より短縮されました

治療期間は1年10ヶ月と、治療計画時よりも2ヶ月短縮することができました。
  • 抜歯とその後の凸凹の改善:6ヶ月
  • 抜歯したスペースの閉鎖:12ヶ月
  • 最終的な咬み合せと配列の調整:4ヶ月


複数の症状が改善しました!

八重歯、反対咬合、狭窄歯列弓のすべてがとてもよく改善されています。
2年以内の治療期間で良い治療結果が得られたことを患者さまもとても喜んでおられました。




裏側矯正は狭窄歯列弓の改善が難しいのですが、3Dデジタル矯正によるカスタムワイヤーを用いることで、効率的な改善を行うことができたことが治療期間の短縮につながったと考えています。

▼治療後のスマイルの写真です。

術前と比較してとても良い笑顔をつくることができています。

自信をもって笑えることができるようになったととても感謝していただき、私たちもとても嬉しく思います。
 

3Dデジタル矯正は自信を持っておすすめします

いろいろな症状が併発している不正咬合は、それぞれの症状を改善するにあたり治療のステップや用いる力系(力の加え方)を適切に選択して治療を進めることが大切です。
K Braces矯正歯科原宿駅前で運用している3Dデジタル矯正は難症例の治療にとても効果的です。
自分は重度なのではないか…矯正治療で治るのか?とお悩みの方はぜひ一度カウンセリングにいらしていただければと思います。
 

参考文献(サイト)

犬歯低位唇側転位を伴う骨格性II級のハイアングル症例
A Case of Skeletal Class Ⅱ High Angle Malocclusion with High Canine.
八重歯の治療は、顎顔面形態を考慮して治療する必要があります。

上顎犬歯低位唇側転位を伴う叢生の新たな発現機序の探索
八重歯の発生機序についても研究されています。

 


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