kawaii矯正®のコラム

八重歯改善でスマイルライン獲得!

2020.01.05
監修
K Braces矯正歯科原宿駅前
院長 小林聡美 Satomi Kobayashi
  • 日本成人矯正歯科学会 認定医
  • アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
  • デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
  • アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック 院長を経て、
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
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【目次】

スマイルラインを獲得してスッキリ理想の笑顔!

八重歯を治すとスマイルラインが現れます

口元の動きは歯並び以外に見た目に影響が出ます

抜歯とワイヤー矯正がお勧めです

治療方法の特性を知り、慎重に計画を立てましょう

参考文献(サイト)



みなさまこんにちは!K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林 聡美です。
今回は、“矯正治療で改善”シリーズの第三弾といたしまして八重歯の改善がより良い笑顔(スマイルライン)の獲得に繋がることをお話ししたいと思います。

これまでの「矯正治療で改善」シリーズはこちらです。

【矯正治療で改善①】口ゴボ改善で横顔をスッキリ!

【矯正治療で改善②】梅干ジワ改善で口元スッキリ!
 

スマイルラインを獲得してスッキリ理想の笑顔!


スマイルラインとは、上の前歯がきれいに下唇の縁に沿って並んでいる状態のことを表しており、魅力的な笑顔になる大切な要素だと言われています。
理想の笑顔を作る=スマイルラインを作ると言っても過言ではないでしょう。
スマイルラインはかまぼこのような形です
スマイルラインの形は、かまぼこを逆さにした状態を想像して頂けるとわかりやすいでしょうか。

ちょうど、笑顔の口元のように見えますね。手前の赤いかまぼこの白い部分が上の前歯、その下の赤の部分が下唇とイメージすることができます。

次に、症例をご紹介しながらご説明します。
 

八重歯を治すとスマイルラインが現れます

こちらの患者さまは23歳の女性です。
▼左側が矯正治療前、右が治療後のスマイル写真です。

治療前の写真を見ますと、右の八重歯が下唇の上に乗っかっている状態です。

この方は口を閉じても八重歯が外に飛び出して見えることがありました。

治療後は、上の前歯が下唇の縁に沿ってきれいに整列し、とてもキレイなスマイルラインを獲得できています。

次の患者さまは25歳の女性です。
▼左側が矯正治療前、右が治療後のスマイル写真です。

治療前の写真を見ますと、この患者様の場合は左右の八重歯が両方とも下唇の上に乗っかってしまっている状態です。

この方も同様に、口を閉じても八重歯が外に飛び出して見えることがありました。
治療後は、上の前歯が下唇の縁に沿ってきれいに整列し、とてもキレイなスマイルラインを獲得できています。
 

口元の動きは歯並び以外に見た目に影響が出ます

どちらの症例にも言えることなのですが、八重歯が唇の上に乗っかるとさらにその存在が強調され、まるで牙のように見えてしまい、口元の印象を悪くしてしまいます。 また口を閉じるのも苦労されることが多いので、口元の動きに癖がついてしまう方もいらっしゃいます。
そうなりますと歯並び以外にも口元周辺の筋肉の動きも見た目に影響が出てきてしまうので、早めに矯正歯科に相談されることをお勧めします。
 

抜歯とワイヤー矯正がお勧めです

ご紹介した症例の治療法は以下となりました。

治療法:いずれも抜歯治療。裏側の矯正装置による治療
リスク:治療中の虫歯の可能性、上下前歯部の歯根吸収、治療中の矯正装置による口内炎、治療後の抜歯部位の後戻り

また、治療の効果に関する比較は以下の通りです。

◎最も効果的:ワイヤー矯正
○効果的:カスタム・コンビネーション矯正(治療前半は裏側矯正、後半はマウスピース矯正)
△可能:マウスピース矯正
 

治療方法の特性を知り、慎重に計画を立てましょう

治療方法はあくまで手段であり、患者さまの状態と生活を優先すべきと私たちは考えています。
マウスピースをご希望される方は増えておりますが、可能な場合でもどうしても治療期間が長くなってしまう傾向にあります。
また、治療開始直後はマウスピースでは困難な状態の方には、カスタム・コンビネーション矯正をお勧めしております。
治療方法ありきではなく治療中の毎日をどのように送るか、治療期間をどう捉えるか、いつ頃治療を終えたいかなど、患者さまの生活を第一に考え、治療計画を立てております。

カウンセリングは何度でも無料ですので、どうぞお気軽にご連絡ください。
 

参考文献(サイト)


バッカルコリドーとスマイルライン
https://www.ajodo.org/article/S0889-5406(20)30143-8/abstract
小さなバッカルコリドーと適切なスマイルラインはより魅力的な笑顔を作ります。

八重歯の症例報告
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3341749/
国際的にも八重歯の治療の重要性が認められています。

  歯の移動の3次元解析
https://www.ajodo.org/article/S0889-5406(09)00679-9/abstract
歯の移動の3次元解析にも八重歯の治療シミュレーションが行われています。  
 
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や療期間に影響します。
④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
 

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