金属アレルギーの方でも矯正治療(歯列矯正)できます
2020.03.09
監修
K Braces矯正歯科原宿駅前
院長 小林聡美 Satomi Kobayashi
- 日本成人矯正歯科学会 認定医
- アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
- デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
- アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック 院長を経て、
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
【目次】
金属アレルギーでも矯正治療は可能です
参考サイト(参考文献)
当院の金属アレルギーの方への対策
金属アレルギーの方の矯正治療の例
実際の治療計画は患者さまごとに決めていきます
裏側矯正をご希望の患者さまの例
気になったらお気軽にカウンセリングをお受けください
みなさまこんにちは!K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林聡美です。
今回は金属アレルギーをお持ちの方の矯正治療についてお話したいと思います。
「矯正治療(歯列矯正)を検討しているが、金属アレルギーなので矯正できるのかわからず悩んでいる」という患者様が比較的多くいらっしゃいます。
以下にアレルゲンとなりやすい金属や治療法などについて説明してまいります。
歯科で金属アレルギーが多い材料
歯科領域で金属アレルギーが多い材料は以下となります。
金属アレルギーについての概要。症状の出方や検査方法などが記載されています。
https://www.jda.or.jp/park/relation/metalallergy_04.html
歯科治療の金属アレルギーについて
東京医科歯科大学の歯科アレルギー外来のサイトです。
http://www.tmd.ac.jp/denthospital/practice/24_allergy.html
また歯を動かす矯正用ワイヤーにはニッケルが含まれているもが非常に多いのですが、当院ではニッケルの含まれていないベータチタン製の矯正治療用ワイヤーを用いた高精度カスタムワイヤーを作製することが可能です。
このように様々なアレルギーに対応した最新のデジタル矯正をお受けいただくことができます。
参考サイト(参考文献)
歯科用金属アレルギーの動向(過去 10 年間に広島大学病院歯科でパッチテストを行った患者データの解析)
http://ir.tdc.ac.jp/irucaa/bitstream/10130/2810/1/4_23.pdf
ピアス等により金属アレルギーの症状が認められた患者さまであっても、矯正装置で症状がでない場合ももちろんありますので、患者さまとお話し合いをしながら最善の治療が行えるような治療プランを決定していきます。
裏側矯正で用いる矯正装置にはニッケルが少なからず含まれているため、重度の金属アレルギーの患者様に用いることは難しいです。
しかし虫歯治療のために金属の詰め物が既に歯に装着されている(実はアレルゲンが体に入っている)ような患者さまの場合には、裏側矯正の矯正装置を装着してもアレルギー症状がまったく出ない(軽症である)ことがあります。
このような場合は試験的に裏側矯正の装置を装着して症状が現れるか確認しながら治療を進めるといった方法をとることもございます。
気になる場合はパッチテストを
金属アレルギーは普段の生活で突然発症したりするものですので、「今金属アレルギーではないけど不安」だという方は、皮膚科でパッチテストを受けて頂けると良いでしょう。
カウンセリングの際に、金属アレルギーについてのご相談をして頂ければ、具体的にお答えすることができます。
金属アレルギーでも矯正治療は可能です
参考サイト(参考文献)
当院の金属アレルギーの方への対策
金属アレルギーの方の矯正治療の例
実際の治療計画は患者さまごとに決めていきます
裏側矯正をご希望の患者さまの例
気になったらお気軽にカウンセリングをお受けください
みなさまこんにちは!K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林聡美です。
今回は金属アレルギーをお持ちの方の矯正治療についてお話したいと思います。
「矯正治療(歯列矯正)を検討しているが、金属アレルギーなので矯正できるのかわからず悩んでいる」という患者様が比較的多くいらっしゃいます。
金属アレルギーでも矯正治療は可能です
結論から申し上げますと、大丈夫です。金属アレルギーの方でも矯正治療は可能です。以下にアレルゲンとなりやすい金属や治療法などについて説明してまいります。
歯科で金属アレルギーが多い材料
歯科領域で金属アレルギーが多い材料は以下となります。
- ニッケル
- コバルト
- クロム
参考サイト(参考文献)
金属アレルギーについて(概要)金属アレルギーについての概要。症状の出方や検査方法などが記載されています。
https://www.jda.or.jp/park/relation/metalallergy_04.html
歯科治療の金属アレルギーについて
東京医科歯科大学の歯科アレルギー外来のサイトです。
http://www.tmd.ac.jp/denthospital/practice/24_allergy.html
当院の金属アレルギーの方への対策
K Braces矯正歯科原宿駅前では、金属アレルギーをお持ちの方に対してアレルギーの陽性率が低いチタン製の矯正装置やセラミック製の矯正装置による治療を行っています。また歯を動かす矯正用ワイヤーにはニッケルが含まれているもが非常に多いのですが、当院ではニッケルの含まれていないベータチタン製の矯正治療用ワイヤーを用いた高精度カスタムワイヤーを作製することが可能です。
このように様々なアレルギーに対応した最新のデジタル矯正をお受けいただくことができます。
金属アレルギーの方の矯正治療の例
こちらの写真はセラミック製のブラケット
チタン製の臼歯部用チューブ
ベータチタン製のワイヤー
チタン製の臼歯部用チューブ
ベータチタン製のワイヤー
を用いた治療を行っている患者様の口腔内写真です。
金属のブラケットよりも目立たないので審美的にも支持されているブラケットです。
チタンに対してのアレルギーが認められた場合
まれではありますが、近年はチタンに対してのアレルギーの陽性率が高くなってきており、これが認められた場合には金属を全く用いないマウスピース型矯正装置を用いた矯正治療(歯列矯正)を行うことになります。参考サイト(参考文献)
歯科用金属アレルギーの動向(過去 10 年間に広島大学病院歯科でパッチテストを行った患者データの解析)
http://ir.tdc.ac.jp/irucaa/bitstream/10130/2810/1/4_23.pdf
実際の治療計画は患者さまごとに決めていきます
ここまで説明したのは実際例のごく一部で、すべての治療計画は患者さまの状態や生活によって異なります。ピアス等により金属アレルギーの症状が認められた患者さまであっても、矯正装置で症状がでない場合ももちろんありますので、患者さまとお話し合いをしながら最善の治療が行えるような治療プランを決定していきます。
裏側矯正をご希望の患者さまの例
例えば患者さまが裏側矯正をご希望のケースです。裏側矯正で用いる矯正装置にはニッケルが少なからず含まれているため、重度の金属アレルギーの患者様に用いることは難しいです。
しかし虫歯治療のために金属の詰め物が既に歯に装着されている(実はアレルゲンが体に入っている)ような患者さまの場合には、裏側矯正の矯正装置を装着してもアレルギー症状がまったく出ない(軽症である)ことがあります。
このような場合は試験的に裏側矯正の装置を装着して症状が現れるか確認しながら治療を進めるといった方法をとることもございます。
気になる場合はパッチテストを
金属アレルギーは普段の生活で突然発症したりするものですので、「今金属アレルギーではないけど不安」だという方は、皮膚科でパッチテストを受けて頂けると良いでしょう。
気になったらお気軽にカウンセリングをお受けください
ここまで読み続けていただいて「ちょっと怖いな」と思われたかたもいらっしゃるかもしれませんが、その不安を払拭するためにもカウンセリングをお受けください。カウンセリングの際に、金属アレルギーについてのご相談をして頂ければ、具体的にお答えすることができます。