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症例:歯の凸凹(叢生)と八重歯の犬歯を抜歯しての矯正治療例

2019.01.30
監修
K Braces矯正歯科原宿駅前
院長 小林聡美 Satomi Kobayashi
  • アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
  • デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
  • アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック 院長を経て、
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
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【目次】

八重歯とガタガタ歯の矯正を結婚式までに終わらせたい

口元がスッキリきれいに。結婚式に間に合った矯正治療

今回の治療のポイント

参考サイト



みなさま、こんにちは。K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林 聡美です。
これまで幾度か八重歯と歯の凸凹(叢生。ガタガタ歯、乱ぐい歯とも呼ばれます)に関する矯正治療例をご紹介してまいりました。

以下の記事もこちらの記事と併せてぜひお読み頂ければと思います。

コラム 症例:歯の凸凹(叢生)と八重歯の矯正治療例
コラム 症例:歯の凸凹(叢生)と八重歯の非抜歯での矯正治療例

今回は八重歯とガタガタ歯の治療を今までとは少し違うアプローチで行った例をご紹介します。
今回の患者様の事例です。実際の治療は個人差がありますのであくまで参考とお考えください。

八重歯とガタガタ歯の矯正を結婚式までに終わらせたい

この患者様は、上顎左側の八重歯と上下の叢生(ガタガタ歯、乱ぐい歯)の改善をご希望され来院されました。

▼こちらが治療前のお顔の写真です。
お顔の写真を見ても、全体的に歯列が斜めになっているような状態です。

 

▼実際に口腔内の写真を見ると、この原因がよく分かります。
特に上顎の写真では、犬歯が完全に外側に飛び出てしまっています。

 

このような場合は一般的には犬歯の1つ後ろの歯(第一小臼歯)を抜いて治療することが多いのですが、治療期間やその後の審美的な改善度により、犬歯自体を抜歯することもまれにあり、今回はこの珍しいケースとなりました。

結婚式のため、可能な限り短期間での治療をご希望でした

この患者様の場合、可能な限り短い治療期間での改善を望まれていました。
なぜなら結婚式を控えていらっしゃったので、結婚式までにできるだけ改善する必要があったからです。

無料カウンセリングと診察で、犬歯と小臼歯を抜いた場合の違いをしっかりとご説明し、結果的に患者様は犬歯を抜いた場合での治療を選択されました。
 
診断 上顎重度・下顎中等度の叢生、上顎左側犬歯の低位唇側転位
治療法 上顎左側犬歯の抜歯、表側の矯正装置による治療
治療期間 9ヶ月
リスク 治療中の虫歯の可能性、犬歯の抜歯による歯のバランスの不調和
副作用 治療中の矯正装置による口内炎、上下正中線のズレの残存
 

口元がスッキリきれいに。結婚式に間に合った矯正治療

ガタガタ歯(乱ぐい歯)、八重歯も目立たずスッキリしました

▼治療後の写真です。
治療前と比べるとはるかに歯列が整いました。ガタガタ歯も目立たず、八重歯もなくなりきれいになりました。
この患者さまは治療が完了し、きれいな歯列で結婚式を迎えられることができました。

大切な日に間に合って本当に良かったと思っています。

口腔内のお写真もこの通り、すっきりしています。

治療期間は9ヶ月でした。

歯の凸凹の改善:6ヶ月
最終的な咬み合せと配列の調整:3ヶ月
 

今回の治療のポイント

片方の犬歯を抜くという少々難しい治療でしたが、バランスの良い咬みあわせを得ることができました。 そして何よりも、治療計画の段階でデジタル矯正システムによる三次元のシミュレーションを用いた評価がとても有効的でした。

実際に計画通りの治療結果を得ることができ、また9ヶ月の短い治療期間で治療を終了することが出来たことに患者様も大変満足されていました。

ご結婚、おめでとうございます!!

適切な診断とデジタル技術の利点を最大限に用いた治療方針を基にした矯正治療を行うことで、9ヶ月の治療期間でとても効果的な治療が行えることをお分かりいただけたと思います。
 

参考サイト

犬歯の低位唇側転位の治療

https://www.jstage.jst.go.jp/article/dokyo/34/1/34_KJ00007361342/_article/-char/ja/
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjloa/2014/24/2014_43/_article/-char/ja/

デジタル矯正

https://www.suresmile.com/treatment-options/
 

  今後も、皆様の参考になるような術前術後の症例をご紹介をして参ります。  
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や療期間に影響します。
④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
 


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