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【 ケース別治療例あり 】 口ゴボ(くちごぼ)は自力で治せる?!Eラインの改善方法も紹介

2022.03.09
監修
K Braces矯正歯科原宿駅前
院長 小林聡美 Satomi Kobayashi
  • アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
  • デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
  • アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック 院長を経て、
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
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【目次】

口ゴボ(くちごぼ)って自力で治せる?


口ゴボ(くちごぼ)が悪化する習慣や癖って??
・口呼吸
下唇をかむ
・舌の位置が悪い
・柔らかいものばかり食べる

【ケース別】kawaii矯正の口ゴボの治療法

まとめ


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口ゴボは見た目が気になるだけでなく、口を閉じにくいなどでお悩みの方は多いでしょう。

口ゴボは、口もとが盛り上がって口が前に出て見える状態です。唇全体が前に突き出し、口を閉じると梅干しのようなしわができてしまうことも。
今回は口ゴボとはどのような状態なのか、口ゴボを自力で治療できるのかについて解説します。また、口ゴボを改善するために治療するにはどうすればいいのかについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
 

口ゴボ(くちごぼ)って自力で治せる?



結論を申し上げると、口ゴボを自力で治すことは不可能です。
しかしながら、矯正治療などの正しい治療を行いながら同時にご自身で気を付けることで、より良い治療効果を得られる対策はあります。

例えば、今までが口呼吸なら鼻呼吸にかえる、舌の位置を改善する、口の筋肉を鍛えるなどの方法が良いでしょう。繰り返しますが、口ゴボを自力で治すのは不可能です。むしろ自分で治そうとすることで、かえって前よりも歯並びが悪くなったり、歯の寿命が縮まったりなどの悪影響が出る恐れもあるので注意が必要です。口ゴボを治すためには専門的な歯科治療が欠かせません。

口ゴボを完全に治すには、歯列矯正や美容外科手術が必要になります。歯列矯正には、マウスピース矯正(インビザライン、シュアスマイル・アライナー)やワイヤー矯正などがあります。
マウスピース矯正は、矯正装置が目立たない矯正方法です。ワイヤー矯正は表側矯正や目立たない裏側矯正があり、必要に応じて抜歯などを行います。ワイヤー矯正は歯の動きをコントロールしやすいためほとんどのケースに対応できます。どの方法も口ゴボの症例ごとに合わせて治療計画を立ててから治療が開始されます。

口ゴボは毎日の習慣や癖などで悪化させてしまうこともあるため、自分の普段の生活を見直して予防することが大切です。

次の項では、気を付けたい生活習慣や癖について詳しく説明しますので、一つずつ気を付けるポイントを確認しておきましょう。
 

口ゴボ(くちごぼ)が悪化する習慣や癖って??

口ゴボが悪化する習慣や癖には、口呼吸や下唇をかむ癖の他に、舌の位置が悪いことや、柔らかいものばかりを食べる習慣があります。
 

●口呼吸

日常的に口呼吸をしていると、唇が歯を支えていない状態になるため口ゴボになりやすく、注意が必要です。鼻呼吸の場合は上顎の内側に舌先がつくのですが、口呼吸になると舌先は下の前歯の裏につきやすくなります。
そうすると、舌で前歯を押し出すことになるため、しだいに口全体が前に出て見えるようになる可能性があります。
口を開けていると口周りの筋肉も衰えやすくなり、その結果ますます口呼吸になってしまう悪循環にも陥ってしまうでしょう。口呼吸で顔の筋肉もたるんでしまうと、下あごが小さくなり引っ込んで見えることもあります。
結果としてあごと首の境界線が不明瞭になってしまうため口ボコに見えるケースも。
スマートフォンやテレビを見ているときなどに自然に口が開いている人は、口ゴボになりやすいので要注意です。気が付いたら意識して口を閉じるように習慣づけましょう。
 

●下唇をかむ

無意識に上の前歯で下唇をかむ癖のある方は、口ゴボになりやすいので気を付けましょう。癖になっている行為は自分では気付きにくいです。しょっちゅう下唇をかんでいると、上の前歯が少しずつ前に出てくる可能性も高くなります。その結果、口全体が前に出て口ゴボになるので、気が付いた時点ですぐにやめることが大切です。
ただし、すでに口ゴボになってしまった場合は、たとえ癖を直しても元に戻るわけではありません。自力では治せないので、歯列矯正などの専門的な処置が必要です。
癖になっている無意識の行動は、何らかのストレスや寂しいときに出やすいといわれているので、原因を考えて対策を講じるようにしましょう。
 

●舌の位置が悪い

口を閉じているときの舌は、安静にしている状態で上あごに触れているのが正しい位置です。舌が正しい位置にない場合にも歯並びに影響するとされています。舌先が上の前歯の少し後ろに触れていることもポイントですが、舌で前歯に触れたり押したりするのはよくありません。舌が下あごの方に落ちて下がっていると、気道が狭くなりイビキをかきやすくなる可能性もあります。
また、食べ物を飲み込むときや話をするときに舌が出てしまう癖も、口ボコやかみ合わせに影響するので注意が必要です。
舌を正しい位置にする対処法は、上前歯の裏側付け根(スポット)に舌先を当ててから舌全体を上に押し当てます。そのままの状態で5秒ほど経ってから、はじくように外すのを10回程度繰り返すのが舌のトレーニングです。正しい舌の位置が口ボコの予防にも大切であることを知り、自分の舌は普段正しい位置にあるのかを今一度確認しましょう。
 

●柔らかいものばかり食べる

柔らかいものを好んで食べて、歯ごたえのある硬い食べ物をかまない習慣がある場合も口ゴボや歯並びに影響します。柔らかいものばかり食べていると、口の周囲の筋肉が衰えることで口ゴボに見えてしまう可能性もあるため注意が必要です。
また、子ども時代に柔らかい食べ物ばかり食べさせていると、あごの発達にも影響し口ゴボになりやすいといわれています。成長期にあごの発達が十分でないと、本来の歯が生えてくるために必要な場所が狭くなるため歯並びに影響します。
口ゴボの予防には子どもの頃から歯ごたえのある食事やおやつを心がけて、あご本来の適切な成長を促すようにするのがポイントです。大人の場合は、柔らかいものばかり食べているとあごの周囲の筋肉があまり使われないことになります。その結果、あごの周りにしまりがなくなり口ボコに見えてしまうため、意識して歯ごたえのある食べ物を摂るようにしましょう。
 

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【ケース別】kawaii矯正の口ゴボの治療法

ここからは、口ゴボをkawaii矯正で治療した症例を3つご紹介します。口ゴボの具体的な治療法は、どのような流れになるのかを確認しておきましょう。
 

▼症例①

出っ歯、口ゴボ、ディープバイト(過蓋咬合)をkawaii矯正で治療を施した症例です。18歳の女性の方で、口ゴボを大変気にされていました。あごには少し梅干しじわもみられました。今回の口ゴボの大きな原因はディープバイト(過蓋咬合)出っ歯です。出っ歯で上唇が出っ張り、前歯のかみ合わせが深いためあごが引っ込んで見えることで口ゴボの状態になっていました。

《治療前》


 
診断 上顎前歯の唇側傾斜、deepbite、上下顎の叢生、上顎側切歯のcross bite
治療法 上顎左右第一小臼歯の抜歯、表側矯正装置(kawaii矯正)による治療
治療期間 2年1ヶ月
治療費 85万円(税別)※学生割引適用価格
リスク 治療中の虫歯の可能性、上顎前歯部の歯根吸収
副作用 治療中の矯正装置による口内炎、治療後の抜歯部位の後戻り

無料カウンセリングのご希望で、上あごのみの抜歯で可能な限り前歯を後退させ歯並び咬み合わせの改善を行うことになりました。kawaii矯正は、表側矯正装置を可愛くおしゃれに演出できて治療中に歯並びが目立たないのが特徴です。今回はピンクなどのパステル調を基調にビビッドカラーをあしらうなど、kawaii矯正を楽しみながら口ゴボが改善されました。



《治療後》
この症例では、上あごのみの抜歯で口ゴボの改善も行うことができました。普段は飾ることのない歯に、まるでピアスのように矯正装置を飾るkawaii矯正で、矯正治療中もとても楽しめたとのことです。


参考:出っ歯、口ゴボ、過蓋咬合の矯正治療例(kawaii矯正)
 

▼症例②

重度の出っ歯上下の前歯が唇側に出ていることが原因で、口ゴボや口もとが閉じにくい症状、梅干しじわがある患者様の治療例です。出っ歯を改善することで心理的な負担を減らし、QOL(生活の質)を上げることができるのも矯正治療の素晴らしいメリットです。治療前は口元を気にされてなかなか笑顔が作れませんでした。

《治療前》

 
診断 口唇閉鎖不全、大きなover jet、上下顎前歯の唇側傾斜(歯槽性の上下顎前突)、上顎中切歯の翼状捻転、上下顎中等度の叢生
治療法 上顎左右第一小臼歯・下顎左右第二小臼歯の抜歯、ミニスクリューによる加強固定、裏側の矯正装置による治療
治療期間 2年6ヶ月
治療費 裏側全体矯正+アンカースクリュー ¥1,210,000- + ¥165,000-(精密検査別)
リスク 治療中の虫歯の可能性、上下顎前歯の歯根吸収、ミニスクリュー埋入部位の炎症
副作用 治療中の矯正装置による口内炎、治療後の抜歯空隙の後戻り

まず無料カウンセリングによる診断に納得いただいてから治療を開始します。
今回の治療は上左右の第一小臼歯、下顎左右第二小臼歯を抜歯して、可能な限り前歯を後ろに下げることで、横顔と口もとの改善を行うことになりました。この場合、矯正用のインプラントを用いて、抜いた隙間を全て使って前歯を後退させます。装置は、裏側矯正を選択しました。



《治療後》
治療期間は、2年6カ月で比較的規模の大きい治療となりましたが、3年もかからずにとても良い治療結果を得ることができました。より審美的なあごの形も獲得でき、口ゴボ、出っ歯、梅干しじわが改善されました。


参考:重度の口ゴボ(歯槽性の上下顎前突と口唇閉鎖不全)の矯正治療例
 

▼症例③

咬合平面の傾斜(cant)、重度のガタガタ歯、八重歯、口ゴボ、軽度の開咬の治療例です。咬合平面の傾斜は、咬み合わせの平面が水平でなく傾いてしまっている状態を指します。顔貌が左右非対称となりますので非常に悩まれる方が多い症例です。

《治療前》

 
診断 上下顎前歯の唇側傾斜、上下顎の叢生、犬歯の低位唇側転位、上顎側切歯のcross bite
治療法 上下顎左右第一小臼歯の抜歯、ハーフリンガルによる治療
治療期間 2年
治療費 ハーフリンガル矯正 ¥1,100,000-(精密検査別)
リスク 治療中の虫歯の可能性、上顎前歯部の歯根吸収
副作用 ブラックトライアングルの出現、治療後の抜歯部位の後戻り

3Dデジタル矯正での綿密な治療計画により、2年という短い治療期間が実現しました。重度のガタガタ歯、八重歯、口ゴボなどの症状改善には抜歯治療が望ましいため、上下左右の第一小臼歯を抜歯して治療を行うことになりました。咬合平面の傾斜(cant)は比較的軽度であったため、外科手術ではなく歯科矯正のみで改善をおこないました。
実際の治療は、抜歯とその後の凸凹の改善に6カ月、抜歯したスペースの閉鎖に12カ月、最終的な咬み合せと配列の調整に6カ月をかけました。

《治療後》
重度のガタガタ歯や八重歯、開咬がほとんど目立たなくなり、その影響で口ゴボも改善されてとても良い歯並びになっています。



治療期間も予定どおり2年間で終了し、とても喜んでいただけました。顔を正面から見たときの口もとのゆがみも、軽度であれば、矯正治療で改善することが可能です。

参考:咬合平面の傾斜(cant)、ガタガタ歯、八重歯、口ゴボ、開咬の治療例
 

まとめ



口ゴボは自力で治療することはほぼ不可能ですが、毎日の習慣や対策でさらなる悪化を防ぐことはある程度可能です。本記事で紹介したように、口呼吸や下唇をかんでいないか、正しい舌の位置になっているかなど、今一度確認してみましょう。食生活にも歯ごたえのある食べ物を選ぶなどの注意が必要です。

口ゴボが気になるようであれば、ぜひ歯科矯正を検討ください。
kawaii矯正での歯科治療は矯正中の歯並びが気にならない治療法も選べます。本記事の他にも、併せて読みたいkawaii矯正記事に口ゴボの施術例のコラムがあります。口ゴボを自力で治そうとするよりも、kawaii矯正の専門的な歯科治療を選んで美しい横顔を目指しましょう。
 
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矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や療期間に影響します。
④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
 

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症例:重度の口ゴボ(歯槽性の上下顎前突と口唇閉鎖不全)の矯正治療例
 


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