歯科矯正は痛い?痛みが発生する原因と解消法を解説
2022.01.11
監修
K Braces矯正歯科原宿駅前
院長 小林聡美 Satomi Kobayashi
- 日本成人矯正歯科学会 認定医
- アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
- デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
- アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック 院長を経て、
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
【目次】
歯科矯正の痛みの原因は?
・歯が移動する際の痛み
・矯正装置の装着による痛み
・食べ物を噛む際の痛み
・歯茎の痛み
歯科矯正の痛みの解消法
・医療用シリコーンを使用する
・矯正治療用ワックスを使用する
・ソフトプレートを使用する
・プレイスガードを使用する
・鎮痛剤を服用する
まとめ
歯科矯正を考えている場合、治療中の痛みについて不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
歯科矯正は圧力をかけて歯を動かしていく治療方法のため、ある程度の痛みが生じることは避けられません。
通常、矯正治療中の痛みは治療が進むにつれて緩和されていきますが、痛みの原因や対処法を理解しておくことで安心して矯正治療を受けられるでしょう。 この記事では、歯科矯正で生じる痛みが不安で矯正治療に踏み出せないという人のために、歯科矯正の痛みが発生する原因や解消法を解説していきます。
ぜひ、参考にしてください。
歯科矯正の痛みの原因は?
歯科矯正治療で生じる痛みには、いくつかの原因があります。まずは、痛みの原因について詳しく解説していきます。●歯が移動する際の痛み
歯科矯正では、少しずつ歯を移動させて治療していきます。したがって、歯が移動する際に痛みが生じるケースがあります。そもそも、歯は骨に埋まっているため、少しの力で移動することはありません。 歯科矯正では、専用の矯正装置を使用して歯を動かしていきます。歯が本来の位置に戻ろうとする動きにより痛みが生じます。歯が移動することによる痛みは、矯正装置の装着後、3~6時間ほど経ってから始まることが多いでしょう。その後の痛みは、およそ36時間後までがピークで徐々に緩和され1週間後には治まっていくのが一般的です。 痛みの感じ方には個人差があります。比較的痛みが大きな場合は、いくつかの対処法があるため、矯正歯科に自分に合った対処法を相談してみましょう。具体的にどのような対処法があるのかについては、後ほど詳しく解説します。
●矯正装置の装着による痛み
矯正装置が口腔内に接触することで痛みが生じる場合があります。矯正装置の種類によって異なりますが、ブラケットといわれるワイヤーを使用した矯正治療の際は、ブラケットが頬の内側や舌などに接触することで口内炎になることがあります。口内炎による痛みは、3~4日ほど続きますが1週間程度で自然に治るケースが一般的です。口腔内に矯正装置が接触した際の痛みや、口内炎の発生も歯並びが整っていくにつれて次第に気にならなくなるでしょう。 ただし、矯正治療中に矯正装置が外れたり、歯の移動によってワイヤーが緩んで外れたりした場合は、矯正装置の金具やワイヤーで口腔内をケガしないよう、速やかに矯正歯科に相談することが大切です。
●食べ物を噛む際の痛み
矯正治療中は、食べ物を噛む際に痛みを生じるケースがあります。特に、固い食べ物を食べる際に刺激となり痛みを感じやすくなるため、矯正治療中はできるだけ控えましょう。 また、魚やササミなど繊維の多い食材は矯正装置に挟まりやすく、不快に感じてしまうこともあります。食べ物が矯正装置に挟まったまま放置しておくと、虫歯や歯周病の原因になるため注意が必要です。 矯正装置の装着から痛みが治まるまでの数日間は、やわらかくて歯に刺激を与えない食事を心がけましょう。
●歯茎の痛み
矯正中の歯茎の痛みの原因は、矯正装置や歯に付着した汚れによって歯茎が腫れて痛いといったケースも。矯正装置を装着していると、歯磨きをしづらいため歯周病や虫歯のリスクが高まります。口腔内が不衛生にならないように丁寧に歯磨きをすることを心がけましょう。 また、どうしても痛みが治まらない場合は、速やかに矯正歯科に相談することが大切です。
歯科矯正の痛みの解消法
歯科矯正による痛みには、いくつかの原因があることがわかりました。しかし、できる限り解消する方法があります。歯科矯正の痛みの対処法を以下で解説していきます。
●医療用シリコーンを使用する
医療用シリコーンは、矯正治療を開始した際にクリニックで渡される一般的なものです。医療用シリコーンは、口の中を乾燥させた後にブラケットを覆って使用します。 矯正方法によっては矯正中の歯に装着しているブラケットや飛び出たワイヤーが歯肉などの口腔内に当たって傷がつき、口内炎ができたり痛みが発生したりすることがあります。医療用シリコーンを使用してブラケットやワイヤーをカバーすることで痛みの解消が期待できます。
シリコーンの周りに汚れがたまりやすくなること、飲食や歯磨きの際に取れてしまうことがあります。
飲食や歯磨き以外の時に使用するのがおすすめです。
●矯正治療用ワックスを使用する
矯正治療用ワックスは、矯正装置と口腔内の粘膜の擦れによる痛みを緩和する役目があります。口内炎ができやすい人や口内炎ができてしまって痛いという人にもおすすめです。矯正治療用ワックスは粘土状になっており、使用方法は、矯正装置の周りに添付するだけです。 万が一、食事の際にワックスを飲み込んでしまったという場合でも、身体に害はないため、安心して使用できます。矯正装置が口腔内の粘膜にあたって痛いという人は、矯正歯科に相談して矯正治療用ワックスを使用するのもおすすめです。
●ソフトプレートを使用する
ソフトプレートは、樹脂製のやわらかい素材でできており、歯並びに合わせた形をしています。歯に鈍い痛みが生じた場合や、急な痛みが出てしまった場合に使用すると痛みを緩和できます。 ソフトプレートの使用に関して、他に特殊な器具なども要らないため、痛みを感じたときに自分のタイミングで使用できます。また、持ち運びやすい形状のため、痛みが出たらどこでもすぐに使用できるため便利です。●プレイスガードを使用する
プレイスガードは、矯正装置と粘膜の間を覆うように押し込んで使用します。プレイスガードの使用によって、口腔内の刺激を防いで痛みを軽減できます。 矯正装置に慣れるまでは、口腔内に刺激を感じて口内炎ができやすくなりますが、プレイスガードを使用することで、口内炎のリスクも抑えられるでしょう。また、食べ物を噛むときに外れて飲み込んでしまっても、身体に有害な素材を使用していないため安心です。●高周波治療を行う
高周波治療は矯正治療中の痛みが出ている歯に対して行います。高周波治療では痛みの解消に加え、自然治癒力を高める効果も期待できます。 治癒力を高めることで、矯正装置で傷ついてしまった口腔内の傷の治りを早め、歯茎の炎症などを軽減することが可能です。 また高周波治療を行うことにより、矯正中の歯の移動による痛みを軽減できるとともに、歯が移動するスピードを早める効果も期待できます。K Braces矯正歯科原宿駅前では加速矯正装置として取り扱いがありますのでスタッフまでお問い合わせください。
●鎮痛剤を服用する
上述した方法を試してみても痛みが改善されない場合は、鎮痛剤を使用することで痛みを一時的に緩和することも可能です。しかし鎮痛剤を服用することで、歯の移動のスピードが落ちてしまうなど、矯正治療の妨げになる可能性があります。 なぜなら矯正治療は、基本的に歯の炎症によって骨の位置を整えていくため、鎮痛剤の長期使用によって歯の移動の妨げになる可能性があるからです。 鎮痛剤を使用する際は、矯正歯科に相談した上で処方してもらいましょう。まとめ
この記事では、矯正治療の痛みや痛みの緩和方法などについて解説しました。矯正治療は長期間の治療になるため通いやすいのはもちろん、疑問や悩みを気軽に相談しやすいなど、安心できるクリニックを選ぶことが大切です。K Braces矯正歯科原宿駅前では、初めての人でも安心できる丁寧なカウンセリングや、診断用3Dデジタル矯正システムを用いての最適な治療計画をしています。 一人一人の患者様のお悩みに適切な治療計画のご提案をしているため、矯正治療の痛みに不安を抱えている人も安心して通えます。 まずは、無料カウンセリングでお気軽にお問い合わせください。
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