kawaii矯正®のコラム

口ゴボを改善して横顔をスッキリさせましょう

2019.12.25
監修
K Braces矯正歯科原宿駅前
院長 小林聡美 Satomi Kobayashi
  • アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
  • デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
  • アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック 院長を経て、
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
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【目次】

「口ゴボ改善矯正術」で横顔をスッキリ

矯正用インプラントは大きな効果があります

矯正用インプラントが最も効果的



K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林 聡美です。
みなさまは矯正治療に興味がでたとき、ネットで検索を行い、様々な歯科クリニックや矯正治療関連のウェブサイトなどをチェックすると思います。
しかしそこで得られる情報は症状別ではなく、表側、裏側、マウスピース…など装置を基準にした記述が多いものです。
本来であれば同様の症状を探し、その次に手段としての治療法を探すのが正しい順番です。
それを手段としての矯正法の説明ばかりを読んでも、調べられている方が「自分が悩んでいる症状がどうすれば、どのように良くなるのか」を判断するのは非常に難しく、場合によっては誤解も与えかねない可能性があります。
そこでこのコラムで、今回から何回かに分けて、どのような症状や状態を矯正治療で改善できるのかお話していこうと思います。

今回は、矯正治療で横顔が改善できることをあらためてお話したいと思います。
 

「口ゴボ改善矯正術」で横顔をスッキリ

上下の前歯が前方に出ていることで口元が出た状態のことを「口ゴボ」と呼ばれることが多いようです。
この「口ゴボ」は正面はもちろんですが、横顔を見たときに口元がモコっと出ているのが最も目立ちます。
ですので、口ゴボの改善はすなわち横顔の改善につながります。
口ゴボは一般的な表現で、歯科的には「上下顎前突」という言い方をします。

歯の向きや位置が原因の場合は歯槽性、骨が原因の場合は骨格性となり、いずれの場合でも、前歯を後方に引っ込めるように動かすことでとても良くなる場合が多いです。
そのために歯を抜く治療(抜歯治療)が必要になることが多く、矯正用インプラント(ミニスクリューともいいます)を併用することが多いです。
 

矯正用インプラントは大きな効果があります

実際の症例の写真を何例かご紹介します。これはすべて矯正用のインプラントを用いています。

●治療法:いずれも抜歯治療で矯正用インプラント(ミニスクリュー)を併用。表側の矯正装置(症例1)、裏側の矯正装置(症例2、3)による治療
●リスク:治療中の虫歯の可能性、上下前歯部の歯根吸収、治療中の矯正装置による口内炎、治療後の抜歯部位の後戻り

症例1)左が治療前、右か治療後の横顔の写真です。
口元が改善され、とてもすっきりとした横顔になりました。

症例2)左が治療前、右か治療後の横顔の写真です。
口元、オトガイ部の形状が改善され、とてもすっきりとした横顔になりました。

症例3)左が治療前、右か治療後の横顔の写真です。

口元が改善され、理想的なEラインになりました。

矯正用インプラントが最も効果的

口ゴボ矯正術では、上記の例のようにワイヤー矯正で矯正用インプラントを併用した治療を行うことが多いです。
しかし、患者様のご事情で「矯正用インプラントを使えない」「ワイヤー矯正以外の矯正方法にしたい」という場合では、治療期間は多少長くなりますが、マウスピースでの治療も可能です。

効果の順番としては以下のようになります。
◎最も効果的:ワイヤー矯正(矯正用インプラントあり)
○効果的:ワイヤー矯正(矯正用インプラントなし)
△可能:マウスピース矯正

ただし重度な場合は最初からマウスピースで矯正することが難しいので、治療の前半はワイヤー矯正で後半はマウスピース矯正という「カスタム・コンビネーション矯正治療」をご提案する場合もございます。

すべての矯正方法にはメリットやデメリット、向き不向きがあります。

 

一般的にはあまり知られていないデメリットや患者様が気づかない点などもございますので、カウンセリングで十分にお話させて頂き、治療法を決めております。
 
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

① 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
② 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や療期間に影響します。
④ 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
 

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