口ゴボを改善して横顔をスッキリさせましょう
2019.12.25

K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林 聡美です。
みなさまは矯正治療に興味がでたとき、ネットで検索を行い、様々な歯科クリニックや矯正治療関連のウェブサイトなどをチェックすると思います。
しかしそこで得られる情報は症状別ではなく、表側、裏側、マウスピース…など装置を基準にした記述が多いものです。
本来であれば同様の症状を探し、その次に手段としての治療法を探すのが正しい順番です。
それを手段としての矯正法の説明ばかりを読んでも、調べられている方が「自分が悩んでいる症状がどうすれば、どのように良くなるのか」を判断するのは非常に難しく、場合によっては誤解も与えかねない可能性があります。
そこでこのコラムで、今回から何回かに分けて、どのような症状や状態を矯正治療で改善できるのかお話していこうと思います。
今回は、矯正治療で横顔が改善できることをあらためてお話したいと思います。
この「口ゴボ」は正面はもちろんですが、横顔を見たときに口元がモコっと出ているのが最も目立ちます。
ですので、口ゴボの改善はすなわち横顔の改善につながります。
口ゴボは一般的な表現で、歯科的には「上下顎前突」という言い方をします。
歯の向きや位置が原因の場合は歯槽性、骨が原因の場合は骨格性となり、いずれの場合でも、前歯を後方に引っ込めるように動かすことでとても良くなる場合が多いです。
そのために歯を抜く治療(抜歯治療)が必要になることが多く、矯正用インプラント(ミニスクリューともいいます)を併用することが多いです。
●治療法:いずれも抜歯治療で矯正用インプラント(ミニスクリュー)を併用。表側の矯正装置(症例1)、裏側の矯正装置(症例2、3)による治療
●リスク:治療中の虫歯の可能性、上下前歯部の歯根吸収、治療中の矯正装置による口内炎、治療後の抜歯部位の後戻り
症例1)左が治療前、右か治療後の横顔の写真です。
口元が改善され、とてもすっきりとした横顔になりました。
症例2)左が治療前、右か治療後の横顔の写真です。
口元、オトガイ部の形状が改善され、とてもすっきりとした横顔になりました。
症例3)左が治療前、右か治療後の横顔の写真です。
しかし、患者様のご事情で「矯正用インプラントを使えない」「ワイヤー矯正以外の矯正方法にしたい」という場合では、治療期間は多少長くなりますが、マウスピースでの治療も可能です。
効果の順番としては以下のようになります。
●◎最も効果的:ワイヤー矯正(矯正用インプラントあり)
●○効果的:ワイヤー矯正(矯正用インプラントなし)
●△可能:マウスピース矯正
ただし重度な場合は最初からマウスピースで矯正することが難しいので、治療の前半はワイヤー矯正で後半はマウスピース矯正という「カスタム・コンビネーション矯正治療」をご提案する場合もございます。
すべての矯正方法にはメリットやデメリット、向き不向きがあります。
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▶口ゴボ、受け口、梅干しジワとは?
▶非常に重度な口ゴボ(著しい歯槽性の上下顎前突)の治療例
▶咬合平面の傾斜(cant)、ガタガタ歯、八重歯、口ゴボ、開咬の治療例
▶出っ歯、口ゴボ、過蓋咬合の矯正治療例(kawaii矯正)
▶症例:中〜重度の歯槽性の上下顎前突(口ゴボ)、口唇閉鎖不全の治療例
▶症例:重度の下顎後退症、出っ歯、口ゴボ、口唇閉鎖不全の治療例
▶症例:重度の出っ歯、口ゴボ、過蓋咬合の治療例
▶症例:重度の口ゴボ(歯槽性の上下顎前突と口唇閉鎖不全)の矯正治療例
みなさまは矯正治療に興味がでたとき、ネットで検索を行い、様々な歯科クリニックや矯正治療関連のウェブサイトなどをチェックすると思います。
しかしそこで得られる情報は症状別ではなく、表側、裏側、マウスピース…など装置を基準にした記述が多いものです。
本来であれば同様の症状を探し、その次に手段としての治療法を探すのが正しい順番です。
それを手段としての矯正法の説明ばかりを読んでも、調べられている方が「自分が悩んでいる症状がどうすれば、どのように良くなるのか」を判断するのは非常に難しく、場合によっては誤解も与えかねない可能性があります。
そこでこのコラムで、今回から何回かに分けて、どのような症状や状態を矯正治療で改善できるのかお話していこうと思います。
今回は、矯正治療で横顔が改善できることをあらためてお話したいと思います。
「口ゴボ改善矯正術」で横顔をスッキリ
上下の前歯が前方に出ていることで口元が出た状態のことを「口ゴボ」と呼ばれることが多いようです。この「口ゴボ」は正面はもちろんですが、横顔を見たときに口元がモコっと出ているのが最も目立ちます。
ですので、口ゴボの改善はすなわち横顔の改善につながります。
口ゴボは一般的な表現で、歯科的には「上下顎前突」という言い方をします。
歯の向きや位置が原因の場合は歯槽性、骨が原因の場合は骨格性となり、いずれの場合でも、前歯を後方に引っ込めるように動かすことでとても良くなる場合が多いです。
そのために歯を抜く治療(抜歯治療)が必要になることが多く、矯正用インプラント(ミニスクリューともいいます)を併用することが多いです。
矯正用インプラントは大きな効果があります
実際の症例の写真を何例かご紹介します。これはすべて矯正用のインプラントを用いています。●治療法:いずれも抜歯治療で矯正用インプラント(ミニスクリュー)を併用。表側の矯正装置(症例1)、裏側の矯正装置(症例2、3)による治療
●リスク:治療中の虫歯の可能性、上下前歯部の歯根吸収、治療中の矯正装置による口内炎、治療後の抜歯部位の後戻り
症例1)左が治療前、右か治療後の横顔の写真です。

口元が改善され、とてもすっきりとした横顔になりました。
症例2)左が治療前、右か治療後の横顔の写真です。

口元、オトガイ部の形状が改善され、とてもすっきりとした横顔になりました。
症例3)左が治療前、右か治療後の横顔の写真です。

口元が改善され、理想的なEラインになりました。
矯正用インプラントが最も効果的
口ゴボ矯正術では、上記の例のようにワイヤー矯正で矯正用インプラントを併用した治療を行うことが多いです。しかし、患者様のご事情で「矯正用インプラントを使えない」「ワイヤー矯正以外の矯正方法にしたい」という場合では、治療期間は多少長くなりますが、マウスピースでの治療も可能です。
効果の順番としては以下のようになります。
●◎最も効果的:ワイヤー矯正(矯正用インプラントあり)
●○効果的:ワイヤー矯正(矯正用インプラントなし)
●△可能:マウスピース矯正
ただし重度な場合は最初からマウスピースで矯正することが難しいので、治療の前半はワイヤー矯正で後半はマウスピース矯正という「カスタム・コンビネーション矯正治療」をご提案する場合もございます。
すべての矯正方法にはメリットやデメリット、向き不向きがあります。
一般的にはあまり知られていないデメリットや患者様が気づかない点などもございますので、カウンセリングで十分にお話させて頂き、治療法を決めております。
【関連記事】
こちらのコラムも読まれています。
▶口ゴボ、受け口、梅干しジワとは?
▶非常に重度な口ゴボ(著しい歯槽性の上下顎前突)の治療例
▶咬合平面の傾斜(cant)、ガタガタ歯、八重歯、口ゴボ、開咬の治療例
▶出っ歯、口ゴボ、過蓋咬合の矯正治療例(kawaii矯正)
▶症例:中〜重度の歯槽性の上下顎前突(口ゴボ)、口唇閉鎖不全の治療例
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