口ゴボ、受け口、梅干しジワとは?
2020.02.17
監修
K Braces矯正歯科原宿駅前
院長 小林聡美 Satomi Kobayashi
- 日本成人矯正歯科学会 認定医
- アメリカアラインテクノロジー社認定 インビザライン専門ドクター
- デンツプライシロナ社認定 SureSmile Advance/Orhto/Aligner 認定クリニック院長
- アラガン社認定 VST:Very Sophisticated Treatment 施注資格ドクター
都内矯正専門クリニック 院長を経て、
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
平成30年にK Braces矯正歯科原宿駅前院長就任。
発表論文、テレビ出演多数。
【目次】
口ゴボ(くちごぼ)とは
受け口(うけくち)とは
梅干ジワ(うめぼしじわ)とは
みなさまこんにちは!K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林聡美です。
「口ゴボ」や「受け口」などで悩まれている方は非常に多く、インターネットなどでも様々な解説があります。
しかし間違った情報を掲載しているホームページもかなりあり、医療者としては正しい知識をみなさまに持っていただきたいと思っています。
そこで今回はタイトルにあります
「口ゴボ」は専門用語ではなく「上下の前歯が前方に出ていることで口元が出た状態」を指す一般的な表現です。
その分かりやすさで広まった言葉だと思います。
この「口ゴボ」を専門的に言いますと「上下顎前突」となります。
歯の向きや位置が原因の場合は歯槽性の上下顎前突、骨が原因の場合は骨格性の上下顎前突といいます。
いずれの場合でも、前歯を後方に引っ込めるように動かすことでとても良くなる場合が多いです。
「口ゴボ」でよく見られる症状
特によく見受けられる状態が下顎骨の後方位と上下顎前突のどちらの症状も併せ持つ場合です。
下顎骨が後方位というだけではなく、オトガイ部の形態ものっぺりした状態(いわゆるあごが無い状態)になっている場合が多く、より口元が出た感じが強調されてしまいます。
口ゴボの関連記事
口ゴボの症例等のコラムはたくさんありますが、その中でも比較的新しいものがこちらになります。ぜひ参考にしてください。
口ゴボ改善で横顔をスッキリ!
症例:重度の出っ歯、口ゴボ、口唇閉鎖不全の治療例
症例:重度の出っ歯、口ゴボ、過蓋咬合の治療例
症例:重度の口ゴボ(歯槽性の上下顎前突と口唇閉鎖不全)の治療例
口ゴボの参考サイト(外部サイト)
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0889540608000097
▼こちらは典型的な受け口の写真です。
「受け口」は非常によく聞く言葉ですが、これも実は専門用語ではありません。
受け口は上下の前歯のかみ合わせが逆になっている状態を指し、専門的な言い方では前歯部反対咬合(または前歯部クロスバイト)といいます。
歯の生え方に原因がある歯性の場合と、骨の位置関係に原因がある骨格性に分けることができます。
受け口には様々な症状がみられます
受け口は症状が重いものから軽度のものまでいろいろな症状があり、治療の方法も様々です。
最も重度な症状はいわゆる“しゃくれ”といわれる、下顎の骨そのものが前方にずれてしまっている状態です。
外科的な手術が必要な場合があり、矯正歯科では「サージェリー・ファースト」という治療方法で外科手術を併用した治療を行います。
受け口の関連記事
下の症例は受け口の治療例の記事です。事例はとても参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
症例:八重歯と部分的な反対咬合の治療例
受け口の参考サイト(外部サイト)
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0889540697700519
梅干ジワとは下あごのところにできる梅干状のしわのことで、口唇閉鎖不全(口が閉じにくい状態)の場合に見られることが多い症状です。
こちらは専門的な言い方も似ており「オトガイ部の梅干状隆起」といいます。
上下の前歯が前方に出ていると唇か閉じづらく、無理に閉じようとすることによって、筋肉が緊張し、しわが出来てしまう状態です。
口ゴボの症状と併発しやすい
多くの場合で口ゴボの症状に併発しており、口ゴボの治療の結果として梅干ジワも改善されることも多いです。
梅干しジワの関連記事
梅干しジワの症例等のコラムは、上記の「口ゴボ」のコラムをご覧ください。
下記は梅干しジワの改善で見た目が変わることについての記事となります。
梅干ジワ改善で口元スッキリ!
正しい用語を知るということは、ご自身の状態、症状を正しく理解することにもつながりますので、今後も用語の説明を行って参りたいと思います。
無料カウンセリングにお越し頂ければ、3Dデジタル矯正の3D画像を見ながらひとつひとつご説明もいたしますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
【関連記事】
こちらのコラムも読まれています。
▶【 ケース別治療例あり 】 口ゴボは自力で治せる?!Eラインの改善方法も紹介
▶非常に重度な口ゴボ(著しい歯槽性の上下顎前突)の治療例
▶咬合平面の傾斜(cant)、ガタガタ歯、八重歯、口ゴボ、開咬の治療例
▶出っ歯、口ゴボ、過蓋咬合の矯正治療例(kawaii矯正)
▶症例:中〜重度の歯槽性の上下顎前突(口ゴボ)、口唇閉鎖不全の治療例
▶口ゴボを改善して横顔をスッキリさせましょう
▶症例:重度の下顎後退症、出っ歯、口ゴボ、口唇閉鎖不全の治療例
▶症例:重度の出っ歯、口ゴボ、過蓋咬合の治療例
▶症例:重度の口ゴボ(歯槽性の上下顎前突と口唇閉鎖不全)の矯正治療例
口ゴボ(くちごぼ)とは
受け口(うけくち)とは
梅干ジワ(うめぼしじわ)とは
みなさまこんにちは!K Braces矯正歯科原宿駅前 院長の小林聡美です。
「口ゴボ」や「受け口」などで悩まれている方は非常に多く、インターネットなどでも様々な解説があります。
しかし間違った情報を掲載しているホームページもかなりあり、医療者としては正しい知識をみなさまに持っていただきたいと思っています。
そこで今回はタイトルにあります
- 口ゴボ
- 受け口
- 梅干しジワ
口ゴボ(くちごぼ)とは
▼こちらは典型的な口ゴボの写真です。「口ゴボ」は専門用語ではなく「上下の前歯が前方に出ていることで口元が出た状態」を指す一般的な表現です。
その分かりやすさで広まった言葉だと思います。
この「口ゴボ」を専門的に言いますと「上下顎前突」となります。
歯の向きや位置が原因の場合は歯槽性の上下顎前突、骨が原因の場合は骨格性の上下顎前突といいます。
いずれの場合でも、前歯を後方に引っ込めるように動かすことでとても良くなる場合が多いです。
「口ゴボ」でよく見られる症状
特によく見受けられる状態が下顎骨の後方位と上下顎前突のどちらの症状も併せ持つ場合です。
下顎骨が後方位というだけではなく、オトガイ部の形態ものっぺりした状態(いわゆるあごが無い状態)になっている場合が多く、より口元が出た感じが強調されてしまいます。
口ゴボの関連記事
口ゴボの症例等のコラムはたくさんありますが、その中でも比較的新しいものがこちらになります。ぜひ参考にしてください。
口ゴボ改善で横顔をスッキリ!
症例:重度の出っ歯、口ゴボ、口唇閉鎖不全の治療例
症例:重度の出っ歯、口ゴボ、過蓋咬合の治療例
症例:重度の口ゴボ(歯槽性の上下顎前突と口唇閉鎖不全)の治療例
口ゴボの参考サイト(外部サイト)
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0889540608000097
受け口(うけくち)とは
▼こちらは典型的な受け口の写真です。「受け口」は非常によく聞く言葉ですが、これも実は専門用語ではありません。
受け口は上下の前歯のかみ合わせが逆になっている状態を指し、専門的な言い方では前歯部反対咬合(または前歯部クロスバイト)といいます。
歯の生え方に原因がある歯性の場合と、骨の位置関係に原因がある骨格性に分けることができます。
受け口には様々な症状がみられます
受け口は症状が重いものから軽度のものまでいろいろな症状があり、治療の方法も様々です。
最も重度な症状はいわゆる“しゃくれ”といわれる、下顎の骨そのものが前方にずれてしまっている状態です。
外科的な手術が必要な場合があり、矯正歯科では「サージェリー・ファースト」という治療方法で外科手術を併用した治療を行います。
受け口の関連記事
下の症例は受け口の治療例の記事です。事例はとても参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
症例:八重歯と部分的な反対咬合の治療例
受け口の参考サイト(外部サイト)
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0889540697700519
梅干ジワ(うめぼしじわ)とは
▼典型的な梅干しジワの写真です。顎のところに梅干しのようなシワがありますね。梅干ジワとは下あごのところにできる梅干状のしわのことで、口唇閉鎖不全(口が閉じにくい状態)の場合に見られることが多い症状です。
こちらは専門的な言い方も似ており「オトガイ部の梅干状隆起」といいます。
上下の前歯が前方に出ていると唇か閉じづらく、無理に閉じようとすることによって、筋肉が緊張し、しわが出来てしまう状態です。
口ゴボの症状と併発しやすい
多くの場合で口ゴボの症状に併発しており、口ゴボの治療の結果として梅干ジワも改善されることも多いです。
梅干しジワの関連記事
梅干しジワの症例等のコラムは、上記の「口ゴボ」のコラムをご覧ください。
下記は梅干しジワの改善で見た目が変わることについての記事となります。
梅干ジワ改善で口元スッキリ!
正しい用語を知るということは、ご自身の状態、症状を正しく理解することにもつながりますので、今後も用語の説明を行って参りたいと思います。
無料カウンセリングにお越し頂ければ、3Dデジタル矯正の3D画像を見ながらひとつひとつご説明もいたしますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
【関連記事】
こちらのコラムも読まれています。
▶【 ケース別治療例あり 】 口ゴボは自力で治せる?!Eラインの改善方法も紹介
▶非常に重度な口ゴボ(著しい歯槽性の上下顎前突)の治療例
▶咬合平面の傾斜(cant)、ガタガタ歯、八重歯、口ゴボ、開咬の治療例
▶出っ歯、口ゴボ、過蓋咬合の矯正治療例(kawaii矯正)
▶症例:中〜重度の歯槽性の上下顎前突(口ゴボ)、口唇閉鎖不全の治療例
▶口ゴボを改善して横顔をスッキリさせましょう
▶症例:重度の下顎後退症、出っ歯、口ゴボ、口唇閉鎖不全の治療例
▶症例:重度の出っ歯、口ゴボ、過蓋咬合の治療例
▶症例:重度の口ゴボ(歯槽性の上下顎前突と口唇閉鎖不全)の矯正治療例